さて、あけて二日目
今日はレンタカーでバリバリ動きますよ

ちなみにハンドルを握るのは数年ぶりだ!

稚内2012
pinky版はこちら


この寿司屋は旅ボン北海道編に出ていた店では…

売物件ってでてるよ
再開発で移転したのか
店をたたんだのか

世知辛いなあ…
ちなみに昨夜この店を一生懸命探してたのは秘密

レンタカーを借りる時に
「野生動物には気をつけてくださいね」
って言われたので
昨日の夕方公園のほうで蝦夷鹿の群れを見たって話したら

「…多いんですよねえ…」
って物凄く疲れた監事の返事が返ってきたのが印象的

そんなわけで一気に今日は最北端宗谷岬を目指しますよ
稚内市からぐるっと海岸線沿いを東に向かって宗谷丘陵を目指します

一人旅って気楽だけど
車窓の写真とかいちいち撮ってる余裕ないのが辛いよね

で、この辺になると本当に海際のがけって言うか
地面の盛り上がり方の雰囲気がまったく違う
薄く堆積した土壁というか
なんていうのかな。見てもらうのが
一番解ってもらえるとおもうんだけど
結構面白いのよ

そして間宮林蔵が建つ最北端の地へ
このあたりの風景か旅ボンで見たまんまで
無意味にテンション上がっちゃう

そして間宮林蔵の向こうに最北端の碑
向こうはもうロシアですね

この海の向こうに広がるサハリンの中央にはかつての
日露国境があって今もその国境の碑が残ってるとか
神社の跡地があるとか色々聞くので
ちょっと言ってみたい感じもするんだよね
でも、サハリン長いからな…

サハリンに本領を唱える人の中にはその根拠に
「造山構造が北海道北部と連続したものになってるので
あそこは北海道の一部であり日本領である」
みたいなことを唱えてるんだけど
流石にそれ根拠にするのは無理あるよねえ

最北端の碑の裏手に迫る宗谷丘陵の上には旧海軍望楼

千島樺太交換条約で樺太がサハリンとしてロシア領になったあとも
日露の緊張は続いていて
要はロシアの動きを監視するために作られた施設です

上に上がれるみたいだけどあそこは後にしよう

丘陵の上はスコーンと突き抜けるようなどこまでも続きそうな草原
なんていうか凄く風が強いです

草原には平和を祈る鐘やら碑やらが点在しています
何でそこまでって気もするけど
歴史的背景を考えるとまあしょうがないかなって感じもしなくはない

羽を広げた鳥のような姿の碑は大韓航空機撃墜事件の慰霊碑
もうそんな前になっちゃったんだなあ

そして最北端の宗谷岬灯台にやってきましたよ
中は見れませんので外からチェキ

標識がないと見落としちゃいそうな水準点発見

天気が良いから上からなら見えないかなあって思ったけど
やっぱりロシアは見えませんでした

来る時飛行機の上からなんか見えたような気はしたんだけど
あれがそうだったのかなあ

こちらはラペルーズ海峡の碑

さて、一周して望楼に戻ってきました
さっきまで居たバスで乗り付けてきていた
ツアー客も居なくなったし
いよいよ上に上がりますよ

ぐ、ぐぬぬぬ

望楼の上には上がれないようだったので悔しいから中身チェキ
中よりも自分の姿のほうがはっきり映ってるよ

多分あのあたりは最北端の漁港でしょうか
とりあえず見るもの全部最北端って付けたくなるね

さて、最北端到達証明書をゲットするためにお土産屋に
証明書扱ってる店はあちこちにあるけど

ここはやはり旅ボンに出ていたこの店でしょう

この店といったら流氷の展示
あーほんとうに旅ボンに描いてあったとうりだ

さて、最北端攻めは終わったのでココからどうするかちょっと悩んだり
宗谷岬からそのまま東に抜けてクッチャロ湖に向かうか
それとも来た道を戻ってサロベツ湿原のほうに向かうか
車の返却時間のこともあるので両方は無理だなあと悩んだのですが

ノシャップ岬の西側にある日本産北端の温泉と
昨日行かなかった日本最北端の無人駅抜海駅に行きたかったので
今回はサロベツ湿原に向かうことにしました

そんなわけで来た道を戻ります
左は宗谷丘陵
雰囲気が違うっていった意味がなんか解ってもらえる?

せっかくなので中間地点でチェキ
向こうに見える風力発電の風車が見える丘の向こうに宗谷岬

反対側には当たりまえだけどノシャップ岬

宗谷丘陵の風力発電だけでなく
目がソーラー発電所もあるんだけど
その発電量は正直「ん〜・・・」といった感じ
少ないって感じでもないけど潤沢ってワケでもない

悪くはなさそうだけどね

しかし北海道来て毎度思うのは
回り数キロ範囲に停留所以外何もない停留所が結構あるんだけど
どういう人が利用してるんだろう…

さて、ココから大沼あたりまで戻ったら
南下して徳満駅近くの宮ノ台展望台を目指しますよ

宮ノ台展望台の駐車場はタクシーが数台休憩していましたが
ここ、周り、というか駅前に数件民家があるだけなんだよね

TVでシルバー世代が北海道に移住するとか言う話題があって
「食べ物は美味しいし自然も一杯あるし」とか言ってるんだけど

正直旅行に来るには最高だけど
住むとなったらかなりしんどいと思うわ
特に北国だし、自然が多いってことは
それだけ住むのに厳しいってことだしね

花が咲いて適齢だなーって近寄ると
満遍なく虫が寄ってくるので危険です

ちなみにこの日風が凄く強くて
展望台の上とか堂かなあって思ってたのですが
ガラスで覆われていたのでとりあえず一安心

でも、ガラス越しの風景ってのもちょっと味気ないよね
この写真は階段から撮ったんだけど風がまあ強くて強くて
ちなみにこの向こうがサロベツ湿原で
この麓のあたりにJRが通っています

うっすら利尻富士が見えてるんだけどギリギリ写ってるかな
利尻島は結構どこからでも見えるのですぐ写真撮っちゃう

湿原の向こう、海岸線に沿って薄い丘陵が続いてるのですが
多分あれは堆積物でしょうね

北海道の海岸線が綺麗な曲線でなおかつ湿地が多く
海岸線に沿って池沼湖が多いのは
海流による長年の堆積で出来た地形だからではないかとか思うんですよ
北海道の湾岸の風景って本州とはかなり雰囲気が違うのですが
特にこの稚内界隈の海の近くの地形って
車で流してると風や水の流れによって形成されたものだという感じが強いです

まあ調べたわけじゃないから妄想だけど、
でも多分そんなに間違ってはいないと思う

そんなわけで展望台の麓の徳満駅に到着
といっても道路から小道抜けるとすぐホームに直結なんですが

待合室は狭いながらも一通り者はそろってる感じ
思いのほか手は行き届いてるかんじ?

のぼりとくだりこっちは抜海であっちは豊富
線路の先に地平線が見えるよ
って言うか本気で原野の中に線路とおってるよ

こkでちょっとpinkyの撮影してたんですが
ふっと体を起こしたら特急が丁度やってきました
あぶないあぶない。気付かなかったら接触してるところだわ

というわけで徳満駅を出たら一気に南下して豊富駅へ
このあたりは急に町が開けていて公園とか住宅街とかがあるあたり

豊富からちょっと東のほうへ行ったところは
元・日本最北端の温泉郷で
ココのお湯はちょっと脂の匂いがするそうです

ちょっと温泉浸かりに行きたかったけど
このあとサロベツ湿原抜けてノシャップ岬周りで稚内に戻るので
ちょっとレンタカーの返却時間が危ないなあ…

結構悩んだけど時間的都合で豊富温泉はパスすることにしました
悔しいのう悔しいのう

豊富駅は大きいし、近隣の住民が集まるカフェや
感光案内所もあるけど一応無人駅のようです

そして個人的に気になる留萌のバス会社のキャラ
萌えっ子フリーきっぷがあつかわれていました

北海道いつもレンタカーだから遠距離バス乗ったことないんだけど
こういうの見るとちょっとつかってみたくなるね

キップは流石にどうかなって思ったので
缶バッチ三種ゲットしておきました
あと熊と鹿の缶詰も!

というわけで豊富を後にしてサロベツ湿原へと向かいます
ここ線路越えて一寸行ったらもう原野なので
豊富の駅前の住宅街は夢幻だったのではとか思っちゃう

豊富から日本海側へまっすぐ抜ける道をひたすら進むと
サロベツ原生花園ビジターセンターという施設があるらしいので
そこへ向かっていたのですが…途中、カーナビでは工場になってる場所に
サロベツ湿原センターという新しい施設が出来ていました

一瞬通り過ぎたけど、折角なので寄り道ってことでUターン!

…このUターンが実は大正解だったのですが…

ここはもともと湿原から泥炭を取っていた工場があって
その跡地に湿原の回復実験と泥炭採掘の解説などを交えた
施設になっています

北海道って湿原が多いけど、僕結構湿原って好きかもしれない
なんというか物凄い退廃的というか置去りにされ感があるよね

このあたりは泥炭採掘現場。空撮写真を見るとどのように
湿原で泥炭が撮られていたのか良くわかります
っていうか、よーく見ると何もないだだっ広い原野の中に
採掘時の畝というか区画が見て解るのね

ヒット回りしてくると採掘に使われていた浚渫船が展示されています
ちょっとロケーションコミでジブリ風味

裏に回れるけど舟に乗ることは出来ないよー
遊歩道や展望台の回りもだけどとにかく
あちこちから水が染み出しています

コレは浚渫した泥炭を脱水するやつだっけ…

併設された資料館には関連の機械と解説もあるので
ちょっとした工場見学のようですね

さて、湿原センターを出て当初の目的地、ビジターセンターへと向かいます
正直ちょっと嫌な予感はしていたのですが…

注:奥に見える反対車線脇の歩道のポールはバス停です

バス停はあるけど周りは原野だけだ!!

しかもここ湿原センターから数キロ離れてるんだけど

実はビジターセンター、重みで建物が湿原に沈みこみすぎて
閉館してたんですね。

この辺の四角い水溜りはつまりビジターセンターの建物があった跡というわけです
現在は数区画に区切って湿原の回復実験をしているとのこと

いやはや、Uターンしておいて良かった

そんなわけで湿原をまっすぐ進み
にわかにこんもり盛り上がった壁のような盛り上がりの間を抜けると日本海

ああこっち側からでも利尻富士が綺麗だ!!

この辺の海岸線は
海→細長い池沼を含めた原野→盛り上がり→内陸の平野
って感じで、やはり回龍による堆積により出来た地形ではないかなあと
海岸線に沿ってならぶちいさな池沼はその名残というか
車自分で運転してるとホントこういうところの写真撮ってる暇ないんだけど
実際見ると言わんとしてることはわかってもらえると思う

内陸を兜沼経由で行こうかとも思ったんだけど
やはり日本海側に出たら利尻富士見えるかなって思って
海岸線沿いの道にしたんだよね。でもこれはこれでよかったと思う

暫く道沿いに北上を続けると
小さな集落とその脇になんかちょっと特徴的な大岩が見えてきて
その大岩のあたりで右折すると

日本最北端の無人駅、抜海駅に到着

もどって撮影しようかと思って忘れていた
さっきの大岩は「抜海岩」と呼ばれていて
岩の根元にゾク城門貴下何かの遺跡かなんかもあるらしい
うーわーいけばよかったー


さて抜海からノシャップ岬方面へ北上
宗谷本線結構高いところとおってて
やっぱ昨日抜海まで電車で来るんだったとちょっと後悔

さて、そんなわけで日本最北端の温泉に到着ー

温泉前には何もないよー

んで、あの山の向こうがノシャップ岬
ちなみに山挟んだ反対側が稚内市外です

というわけで稚内に戻ってきました
レンタカー帰したら北防波堤ドームへ
最終日前に一回行っておかないと行きそびれるかもしれないし

確かにいうだけあって巨大建造物的なかっこよさ

稚内駅は終着駅ってのもあるけど
一日に数えるぐらいしか電車が来ないので
停車してるとつい写真を撮ってしまいますね

ところでまちなかあるいてて気付いたんだけど
このあたりの家みんな煙突ついてる

結構な古そうなマンションとかでも煙突ついてるんだよね
やっぱ冬の暖房用なのかな

そして稚内のマンホール
タロとジロに北防波堤と利尻富士でしょうか

そしてふたたび副港市場へ
いや、店とかここに集まってるもんで

でもコレといってぴんと来るものはなく
駅前周辺で探すことにしました
温泉もこの日は通常料金だったし

色々うろついた挙句ホテルの近くの飲み屋さんに落ち着きました

こんな張り紙があったからつい…
うに丼は満足のいくものが手に入った時のみだしているそうです

でも、僕前日にうに食べてるから良いやって結局食べなかったんだよね
あー凄いもったいないことをした。食べておけばよかったマジで

一人で飲み屋さん入るとあまり量が頼めないのが残念

さて腹ごなしにふたたび防波堤へ
一応夜の防波堤も言っておかないと

夜のほうが雰囲気あって良いな
でも海のほうに目をやると
南稚内の方角は真っ暗ですね

風と波の音しかしなからのみこまれそうで怖いよ


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