というわけで最終日だ

京都国立博物館で開催中の鳥獣戯画展が見たかったので
この日はそれメインの構成です

…
まさかこのあと東京に巡回してくるとは思わなかったよ
まあ高山寺関連の展示がまったく違ったから良いんだけど

ちなみに甲巻は高山寺で見てるんだよね
いやまああれは写しだったからホンモノじゃないけど


京都奈良2014
pinky版はこちら


駅からのんびり歩いて三十三間堂へ
前一回来てるけど隙間時間に慌てて寄った感じだったので
余裕を持って実に着たかったんだよね

一体でも千の世界を救うといわれる千手観音が
24部集をろもない101体も来迎
とんでもないことである
当時の人の目にはさぞ荘厳な眺めだったんじゃないかなあ

とはいえ何体かは修理中で不在なので
ちょっと欠けた感じがしてしまうのはしょうがないですね

同じ千手観音でも作られた時期や仏師によって
ちょっとづつ姿が違うんだよね
言われて見るとああなるほどって感じ

お堂の裏側は通し矢射場。通し矢が刺さった跡もあるよ

床下のモリッとなってるのは亀腹
持った土を漆喰で固めてたりする

三十三間堂をウロウロしてたら門の隙間から見えたので
外に出て回ってきました蓮華王院南大門

京都は道路に突然こういうのだけ残ってたりするから油断できない
車とかで通過する時こすらないよう緊張しそうだなあ

国立の開館時間ですが
どうせ会館前に並んでた人でごった返してるだろうから
もうちょっと時間あけるよ

そんなわけで養源院へ

桃山城の御殿を移築したものだけど
徳川方の自害した武将を供養するため
血天井がぐるりと一周はられてるの

はいってすぐの俵屋宗達の獅子と象に麒麟
このへんは以前国立で見たことあるきがする

ちなみにここは秀吉の側室淀君が浅井長政追善のために建て
その後淀君の妹、徳川秀忠婦人の崇源院が再建したので
徳川と豊臣が一緒に祭られているという珍しい場所

いわゆる豊徳合体ってやつです
なんか今回は色々合体してる気がする

ちなみにこのころの国立博物館

もうちょっとだけ待ってみるかなあ…


というわけで智積院へ
博物館周辺も色々あるから時間をつぶすのには困らないですね

収蔵庫に長谷川等伯とその一門の障壁画
書院に同じ構図で書き起こされたものがあったけど
もともとこんな感じに配置されてたのかな

ちょっとのつもりが思いがけずに結構広いよ
こんなに見て回れるなら
先にこっち着ても良かったかもしれない





と、思いがけず静かなところで
街中にいるのを一瞬忘れそうになってしまいましたが
ぐるっと回って三度国立博物館へ

状況は待つだけむしろ悪くなる感じだったので
あきらめてもう並んでしまうことにしました

待ち時間を聞いて引き返す人もちらほら
平日でこれだから土日とかどうなっちゃうんだろう

でもさすがに鳥獣戯画甲乙丙丁4巻がすべて展示
ってそうそう有るものでもないし折角展示されてるんだから全部見たいしね

結局11時ごろ並んで出てきたのは2時過ぎでした
正直甲巻の並びが正直半端なかった…

4巻全部見ると何で甲だけがあんなに有名なのかがなんか良くわかる
たぶん一番絵がかわいくコミカルだから
乙は擬人化されてないので印象薄いし
丙は擬人化されてるけどなんか絵がかわいくない

丁は人物だしかなり線を飛ばして描いてる
でも個人的には一番コミカルだと思います

高山寺関連は空いていて見やすかったし
明恵上人関連は書がメインだけど
とはいえ宗教観というかそういったものが垣間見えるよ
あと犬の置物が可愛かったです

しかし京都国立博物館始めてきたけど良いなあこの建物
あとは大宰府の国立行けば全部行ったことになるね

流石に数時間たちっぱなし出足が辛かったので軽く一休み

フト通りすがりに妙法院が特別公開していたので
寄ってみることにしました

そして意味もなく玄関を別アングルで取るというね
いったい入り口でどんだけ時間つぶすというんだ

庫裏からお庭
収蔵された茶道具などもみれて
襖絵もきれいでした



なんか半端に時間が余ってしまったので
どうしようかなと思ったけど
そういえばまだ耳塚に行ったことなかった!!
悪趣味って言うな(笑)

朝鮮出兵で朝鮮側の武将の耳をそぎ落として持ち帰ったとか
そこだけ聞くと凄い残酷な血なまぐさい話っぽくみえるけど
(実際学校の授業では「秀吉の残酷性」として習った)

でも当時だと「体の一部を持ち帰る」ことでした
敵を倒した証拠って示せないからねえ
海の向こうの国だし国内みたいに首持ってくるわけにも行かないしさ

そういやあ「信長の残酷性」として習う頭蓋骨で作った杯の話
あれもどうもそういう話ではないらしいんだよね本当は

豊国神社につくころにはまた雨が…
結局今回ずーっと天気微妙じゃない??

ずいぶんとでかい石が並んでるなあ…

豊国神社宝物庫で秀吉関連の宝物など見て出てきたら
もう結構薄暗くなってきてる

ちなみにこのでかい石、大仏殿の石垣だったようです

どんな大仏が鎮座していたのやら
今となっては見れないのが残念

というわけで国立博物館前まで戻ってきました
帰るまで天気もてよう…

最近京都行ったら喫茶店寄ることにしています
駅前の普通のところだけどね。一息入れられるよ

駅前に戻ったらなんかゆるきゃらがいた!!

北海道上士幌町のゆるきゃらだって
出張してきてたのかな

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