という訳で悪夢がよぎるような昨夜のトラブルもなんのその
最終日に来てやっと太陽が顔を出してくれました
っていうか、昨日カメラ探して歩き回っていたからまだなんか疲れていますよ
今日はもともと奈良近辺を回るつもりだったのですが
丁度昨日行くのをやめた奈良奥山を回ることにしました
京都奈良日記2008(四)
pinkyなくちゃいやジャー!!…って人はこちら
という訳で昨日と同じくささやきの小道から柳生街道へ突き進みます
そして一寸すすむと一気に回りは山の中
昨日まで雨だったので一寸道がぬかるんでいて歩きにくいですね
ところでココまで来てまた駅前で地図を貰うのを忘れていたことを思い出しました
ガイドブックの凄い簡単な地図しかないけど…
まあ、今のところ一本道だから大丈夫かな
そういうわけでずんずん石畳の遊歩道を登っていくと
最初の目的地「寝仏」に到着です
何で寝仏かって三尊仏が彫られた岩が横に90度倒れているから
最初どこをどう見るのか一寸悩んだのですが
左側が頭(天)と気付けばもう大丈夫ですね
向きを正しくするとこんな感じです
そして次の目的地夕日観音
夕日を浴びるように彫られた観音様ですが
遊歩道脇の急な山肌のずっと上のほうにありました
ちょっとカメラの望遠では届かないのでどうしようかなと思ったのですが
なんか登ろうと思えば登れそうなので登ってみたら
すぐ目の前まで登ることが出来ましたよ
でも、雨でぬかるんで足場すべるんだよねえ…しかもピンぼけだし
こちらは夕日観音のすぐ脇にある三体地蔵
こっちも不鮮明だなあ。
くそう本物は凄くいいのに
こういうのって家に帰ってから撮影失敗してるのに気づくんだよね
ふっと振り向いた風景
下のほうにはしる二本の白い石畳のさらに下のほうが歩いてきた遊歩道です。
ガイドブックの地図だとこのあたりの分岐から
曲がってさらに奥に行ったところにあるように書かれていたのですが
…全然ある場所違うじゃないかい
道に戻ってさらにすすむと川を挟んだ対岸に突き出た岩に
朝日を浴びるように朝日観音が彫られています
そして朝日観音からさらに登っていくと一寸開けた場所に出ました
ここから春日山石窟仏方面と地獄谷石窟仏方面へと道が分かれます
その分岐の近くに立つ首切り地蔵
何で首切りかって、首の切れ込みが深くて
切れているように見えるから
とりあえず分岐を春日山石窟方面へすすむことにしました
道を登ったすぐのところでぶつかる車道をそのまますすむと
奈良奥山ドライブウェーにつながりますが、
今は無視して道標に沿って遊歩道をすすみますよ
そして遊歩道からさらに上へ数m登った
そのさらに上のところに目的地春日山石窟仏がありました
岩肌に掘られた洞窟の壁とか柱にびっしりと仏様が彫られています
いつもどうりそのお姿をお楽しみ以下略〜
よーっく見ると壁だけでなくこんな柱の根元にも仏様がっ
ううむ…奈良には何回も来てるけど
市内の近くにこんないい場所があるとは知らなかったよ
これはもうぞわってきっぱなしですよ。ゾワッて!!
さて、春日山石窟物から今度は地獄谷石窟を目指します
地獄谷方面は遊歩道がないので奈良奥山ドライブウェーをぶらぶら
いやあ、舗装された道路って歩きやすいなあ!!
車はたまにバスが通るぐらいだから向こうからよけてくれるしさ
春日山石窟から歩くこと1キロちょっと
地獄谷の入り口にあたる駐車場から道標に従い再び遊歩道で
山の中に入りそのまま突き進むと、谷を渡った先の岩穴に
彩色された三尊仏がありました
ううん、数では春日山に負けてるけどココもいいなあ
その隣の洞穴は住居跡らしいですが、
金網越しじゃなくて近くによって見たいなあ。もうっ
さて、地獄谷から道を渡って先ほどの分岐のある広場を目指します
新池を通り越して先ほどの広場まで戻ってきたら再び
さっき通った道を登り今度は交差する道路のほうへすすむと
奈良奥山ドライブウェー一方通行出口の交番のあるところに出ました
ここから今度は反対方向に進み若草山方面へという予定なのですが
でも、その前にもう一箇所。
ここと、先ほどの春日山石窟物の間に穴仏というのがあると
ガイドブックの地図に記されています。
ココまで来たんだからやっぱ見ておかないと勿体無いってわけで
ドライブウェーを戻って穴仏方面へ山へ分け入っいくと……
あれ?春日山石窟仏に戻ってきちゃったぞ?!
上り口の道標には穴仏って書いてあったのに
一寸どういうことか悩んだのですが
交番のところに地図があったのを思い出し確認しに戻ってみたら
「春日山石窟仏(穴仏)」
まただまされたにゃ!!
というわけで思わぬ時間をとられてしまいましたが
気をとりなおして一路若草山方面へドライブウェーをすすみます
春日山から4Kほどで若草山なのですが
せっかくなので途中の「鶯の滝」にも寄ってみることにしました
道路を下って滝の入り口まで来て見たら
入り口正面に興福寺別院の歓喜天への階段があったので
寄り道ついでにさらに寄り道することにしました
うっそうと茂る山の中の静かな石段を登っていくと
一寸開けたところに鳥居が見えてきます
そしてココが歓喜天…ってなんか一寸様子がおかしいぞ!?
入り口の鐘突き堂はロープが切れて棒が垂れ下がってるし
社務所らしき建物はどう見ても廃屋だし肝心の歓喜天が祀られたお堂は
窓越しに中を見ると天井が崩れ落ちています
完全に廃屋じゃないかココ!!
興福寺の管轄みたいだけどちゃんと管理してるのかなあ
せめてお堂の中ぐらいは綺麗にしておいたほうがいいと思うんだけど…
なんかモヤモヤした気持ちを抑えつつ
気を取り直していよいよ滝つぼへと向かいます
僕だけかと思ったら先客のオバ様方のグループが
彼女達も若草山へ向かっているようですが
どうも若草山を通り過ぎてしまっていたようです
さて、滝つぼから再びドライブウェーに戻ってさらに先へ
ガイドブックの地図によるとあと2キロちょっとで若草山ですね
道脇の石仏などを拝んでいたら
タクシーで観光している老夫婦とすれ違いました
将来足が動かなくなったらああいう回り方もいいな
と、にぎやかな声がするなあと思いふと目をやると下のほうに別の遊歩道。
そしてその合流地点が目的地の若草山の駐車場です
という訳で若草山からの眺めー
右下にあるのは若草山の料金所
こちらから麓へ行こうとするとお金が取られるのです
そして南大和方面の眺めー
若草山って大仏殿裏に見える樹のない山なんですが
木が無いおかげで遠くまで見渡せますねえ
そしてその脇のほうに鶯塚古墳。古墳ときいたら真っ先に登らないと撥が当たります
そして墳頂には鶯陵の碑が建てられています
もちろん山頂だから水準点も完備ですよ!!
こちらは十国台方面の眺め
本当はあそこまで歩くつもりでしたが
急激に面倒くさくなってきたのでやめました
十国台からの眺めもいいらしいんですけどね
今思えば行っておくべきだったかもしれない…
当然のように山頂を闊歩する鹿は子供たちのいい標的になってします
そういやあ、今回はまだ鹿と戯れていないなあ
というわけで寒くなってきたしそろそろ下山することに。
時間かけるのも面倒だからお金を払って若草山から
春日大社方面に下りることにしました
ココからだと大仏殿がよく見えますね
したまでおりると鹿がお土産を物色中
今年も例年通り鹿煎餅を強奪されています
さて、せっかくなので数年ぶりに春日大社によることにしました
昨日は参道を通過しただけでしたしね。
たまにはちゃんとおまいりしておかないと
境内の御神木は外国人にも大人気です
そしてついでに春日大社神苑などを軽く散策。
なんか工事してたみたいだけどなんだったのかな
でも古木イチイガシにはそんなことはどうでもよく
倒れても元気よく生き続けているのです
ちょっと神々しさすらかんじますね
という訳で遅めのご飯。奈良は略毎回茶粥を食べてるんですよ
茶粥か焼きいも食べないと奈良に来た気がしなくてさあ
忘れずにマンホールチェキ!!
そういえば京都でちぇきるの忘れてたチェキ
そして興福寺復元事業
今年はこんな感じですよ
久々に南円堂の特別拝観をしていたので観に行ってきました
そういやあ最初に来た時も南円堂の拝観してたから
ちょうど特別拝観のローテーションが一周した事になるのかな
毎回全部見てるわけじゃないけどさ
もちろん五重塔も仮金堂も拝観してきましたよ
っていうか、五重塔たまには違うアングルで撮影しようよ…
来年は反対側から撮ってやるー!!
さて、今日はこのあと豊橋による用事があるので
いつもより一寸早いですが、そろそろ奈良を出発です
名古屋乗換え〜いつもならあのままのぞみで一直線なんですけどね
という訳でいつもよりも一日長い京都奈良四日間
次こそは清水寺の夜間拝観に行きたいところですが
清水寺の夜間拝観って毎年正倉院展の一週間後なんだよね
どうしろって言うんでしょう本当に
ともかく、奈良はもう大まかなところは回りつくした感じなので
次回からは京都メインで奈良は回りこぼしたところを拾っていく
感じになると思います
とりあえず生駒と帯解と山辺の道かなあ…
あ、まだ西の京と大宇陀も行ってないじゃないかっ!!しまった
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