京都奈良日記2005(一)
pinkyなくちゃいやジャー!!…って人は
こちら


ちゅうわけで、既に恒例となっている秋の京都奈良です。
今年も朝一のライナーガオー…と思ったのですがっ
指定席が埋まってしまっていたのでしょうがなく自由席
しかも京都についたら雨降ってるし、

去年の京都以降なんか呪われてるなあ…
久々に新幹線に酔ってしまったので少し休んでから
最初の目的地「泉涌寺」に到着です

大門を抜けると下り坂の向うの広い谷間に建つ
仏殿が、なんとも言えず不思議な雰囲気をかもし出しています。

…どうでも良いけど、仏殿のお坊さんがやたらと蝋燭と磁石の胡桃を勧めてくるんですが…

舎利殿の後ろには御座所の門があります。
塀の白い五本線は皇族御用達を表しているそうです。
ちなみに写真の門は皇族専用。

本坊入口から見る御座所。11月中番に秋篠宮さまがいらっしゃるそうです。
本坊/御座所/黎明殿と中にいるスタッフが説明付きで
案内してくれるのがありがたいですね。
そういやあ、去年も行く先々でこういうスタッフがいたので
京都府全体でこういう取り組みをしているのかもしれません。

そんなわけで、泉涌寺の隣にある今熊野観音寺に到着です。
駅から一寸登ってきただけなのに、ここもいい雰囲気…
なのに、写真の左のほうにやたら新しい施設が建っているのが台無し
弘法大師が開いたお寺なので、そこら中に弘法さんの像が建っています

大師堂の横にある今熊野西国三十三所巡拝道を回った後は医聖堂に到着。
…つくづく雨が降っていなければなあ…

こちらは来迎院境内には大石倉之助が建てた茶室があります。

で、その茶室と吟翠の庭。回遊式庭園って、どこから見ても
面白いんですが、写真に取ろうとするとどうにも面白いところが
絶対にあぶれてしまうのが難しいですね。

さて、そんなわけで泉涌寺の逆隣にある雲龍院にやって来ました。

ここでも枯山水など見てたのですがとりあえず写真は割愛

右が客殿・奥は書院で庭園はその向うです。左は龍華殿…かな?
拝観した時、体験写経をしている方がいらっしゃいました。

一寸道を間違えて陵に迷い込んでしまいました

さて、山を下ってぐちゃぐちゃした道の入り組んだ住宅地を抜け

三ノ橋川を越えて東福寺本堂に到着!!
まずは本堂横の回廊から通天橋へ

境内を流れる三ノ橋川は一寸した渓谷になっていて
このいったいなかなか面白いロケーションです。

紅葉してたらとても綺麗だと思うのですが、
10月末じゃあまだまだですね。

橋を渡ったら再び回廊を抜け開山堂へやってきました。
とりあえず屋根の上に目が言ってしまいますね

来た道を戻って書院の脇から龍吟庵
どの橋も屋根がついているのが趣味的

どの橋からも渓谷に茂る木々の向うに別の橋を望むことが出来ます。
最初に渡ったところは警備員が「止まらないで進んでください」と急かすので
余り景色は楽しめませんでしたが、
通天橋とここはのんびりと渡ることが出来ました。

そんなこんなでぐるっと周って方丈庭園にやってきました

ここは建物の四方に様々な物語をあらわした庭園が配置されています。

この岩にもストーリーが合ったんですが内容は忘れてしまいました

一寸幾何学的過ぎて余り好みではなかったのですが、
コレはコレでなんかいい感じです

そんなわで三門に到着です。去年のレポで某MKK3000氏に
「三門じゃなくて山門だろ?」とか言われましたが
「三解脱門」の略で「三門」なので別に間違いでは有りません

現存する禅宗の山門では日本最古だそうで、非常に風格のある建物です

門をくぐることは出来ませんが楼上が公開されていたのでラッキーでした。

さて、思ったより時間を使ってしまいました。
急いで次の目的地に向かいます。
でも、朝から何も食べていなかったので
ここで遅めのお昼にすることにしました。

というわけで「すずめ」の丸焼きです。
犬・猫・蛙・兎についで死ぬまでに是非食べたいレシピ
上位に食い込む食材ですね。一櫛に二羽ついているのですが
写真はもう一口かじった後(笑)モロ雀の形をしてるので
元の形が解る食べ物がだめな人には向きません。
骨ごとバリバリいけます。美味

でも流石に足りなかったのでニシン蕎麦にいなり寿司も追加してしまいました。
…食った後にウズラにしておけばよかったとか一寸以下略

そんなわけで今日のメーン伏見稲荷に到着!!
今年は金閣寺に行くつもりだったんですが

急に伏見稲荷に行きたくなったので以下略。

…まあ、行きたくなった理由の一つが先の雀だったんだけど…

伏見稲荷と言えば全国のお稲荷さんの総本山
稲荷の字からもわかるとおり五穀豊穣。商売繁盛の神様です
何で狐を祭るのかと言うと…なんでだっけ??なんかの駄洒落だったと思ったんだけど

とりあえずここにも能舞台があります。

能は寝ちゃいそうなので見に行ったことないのですが
こういうところで演じるのは一寸見てみたいですね

拝殿でのお参りを済ませたら裏手の五山稲荷社の脇を抜け…

鳥居のトンネルへ!!

写真だと伝わり難いですが、実際行くとまさに壮観!!

鳥居のトンネルと言えば魔神英雄伝ワタルの魔幻ゾーンを思い出します。
でも、本当に鳥居の影から何かがささやきかけてきそうな雰囲気

基本的にお寺や神社ってのは一種特殊な空間だと思ってるのですが
ここは完全に狭間ですね。人間の世界とそれ以外の世界の狭間
ぱっと見壮観であると同時になんともいえない畏怖があるのですが
しばらく歩いてるとだんだんナチュラルハイの境地に…!!

とにかくそこら中鳥居だらけなので
「最初にコレをはじめた奴バカじゃないか」
ってな賛辞を贈りたい気分になってきました。

そんなわけで八島ヶ池に到着。
ここまで結構歩いてる気がするのですが、実はまだまだ序の口です。
再び鳥居のトンネルに入り先を急ぎます。

鳥居の上り坂をガシガシ登って四ッ辻に到着。
結構登ってきましたが、まだまだ鳥居のトンネルは続きます。

所々にいかにも霊場っぽい個所があるのですが、そういったところには
奉納された小さな鳥居が乱雑に積み重ねられています。
正直ありがたみがねえ…
小さい奴だと数千円から奉納できるみたいですね。
普通のサイズだと企業とかが奉納してるのでやはり数百万ぐらいするのでしょうか
でも、ここまで上がってくるとかなりの数の鳥居が腐ったり壊れたりして
列からはずされてしまっています。

そんなこんなで薄暗い急な坂道を登りまくって山頂に到着。
ようやく雨がやんできました。

ちゅうわけで四ッ辻にもどってきました。
雨が上がったばっかりで靄がかかってるのが残念ですが
流石にいい眺めです。

三ッ辻で猫がうろついていたので写真をとろうとしたら
凄い勢いでまとわりついてきました。顔のわりに人懐っこい
気のいい奴ですね。うちの近所の野良猫も見習って欲しいものです

というわけで下まで降りてきました。
雀と鶉を売ってる店が何軒かあるので
また雀ないしウズラを食べようかと思ったのですが
そろそろ奈良に行かないとチェックインに間にあいません。

先ほど雀を食べた店のおじさんと挨拶を交わしつつ
JR稲荷駅に到着です。

このあたりになって初めて
何ヶ所か行きそびれてるとか思い出すんですが
まあ、もうイイやそういうのは

弁慶怖えええええええ!!



その二
その三



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