北海道釧路函館日記2007(二)
pinkyなくちゃいやジャー!!…って人はこちら


そんなわけであけて二日目
今回ホテル代を奮発して函館朝市の食事券つきにしてたので
朝6時前から朝市に出発です

ちなみに海産物は何も買っていません
一人暮らしでは下手に買っても始末に困るし
うちの親にも事前にいらんとの言質を取ってるので(笑)

そんなわけで朝ご飯は鮭のハラス定食
脂の乗った鮭と味噌汁の生海苔がかなりタマラン
海苔ぐらい買っておいても良かったかなあ

はて、レンタカーの時間までまだ時間があるので
それまで昨日回りきれなかった函館山周辺をうろつくことにしました
店は開いてないけど、別に何か買うわけじゃないから問題なし
先ずは朝市からまっすぐ行って赤レンガ倉庫街

倉庫街から金森美術館方面に歩いてたら
韓国人夫婦に赤レンガ倉庫の場所を聞かれました
うまく説明が伝わってるといいのですが
まあ、すぐ近くだし奥さんのほうは日本語が半分
わかるようだったので多分大丈夫…かな?

本当は緑の島まで行きたかったのですが
あそこって九時から六時までしか入れないのね。なんだよつまらん

そんなわけで高龍寺に到着
このあたり観光地っぽくなくて結構好き

高龍寺前から函館漁港を望む
昨日の雨の影響かなんかやたら風が強いです

外人墓地には興味ないのでそのまま称名寺へ

そしてそのままロシア領事館跡にやってきました

赤いレンガと水色の屋根が素敵…なんですが
何気に坂がきつい…

内部には当時を忍ばせる調度品なども残されてるとの話なんですが
どう見てもただの廃墟。
っていうか中も公開してくれないかなあマジで

ロシア領事館前の坂を上りきったところに山上大神宮が見えたので
ついでに上ってきました。ここからの景色はなかなかです

さて、そろそろ時間なので
レンタカーを受け取りに駅前へ
そのまま一気にアクセルを踏みまくって
松前までやってきました

吉岡から松前までに進んでるときに
やたらゴツゴツした岩場だらけの
暗礁地帯が続いていまして
その岩の向こうに青森県がうっすらと
松前の近くに津軽半島に一番近い岬があると聞いていたので
絶対に寄ろうって思ってたんですが


後で気付いたんですが、その暗礁地帯が目的の白神岬…


うわーっ
国鉄松前線廃線跡の高架
なんかに見とれてる場合じゃなかったもったいねえ!!
そんなわけで松前のバス停。

バス停なのに白壁の土蔵造りですよ気合入ってるなあ

国道から一本奥に入ると
通り沿いの町並みもこんなん
そういやあ、去年か一寸前くらいに
松前城も400年祭だったからその時にやったのかな

こういう盛り上げ方は結構好き
現在松前城は発掘復元工事をちまちまと進めている最中だそうで
大手門とその周りが綺麗に復元されていました

ちなみに左の本丸御門は当時のもの(ほかは消失)
どうせ復元工事してるんなら
天守も木造で作り直さないかな(我侭)

天守最上階二展示されているアイヌの絵は
一寸コピーとらせてほしいな。駄目??駄目かな

…なーんて御気楽に回っていたのですが…
再びトラブル発生!!


いきなりデジカメが壊れてしまいました!!(泣)


いや、写真撮るのは問題ないんですが
レンズの蓋が閉まんなくなっちゃった
砂かなんかかんだかなあ…pinkyいじってる間地面に直置きするし

とりあえず、これ以上調子が悪くならないことを祈って
寺町に向かって天守の裏へ。まだまだ桜が残っています

天守真裏の松前神社
神社を見つけたらお参りするのはお約束だ!!

松前神社の裏に回って寺町へ
松前は早い時期から日本人が入植していたので
寺社が多いそうで、この寺町も昔は15寺あったそうです
でも、戦乱でほとんど焼けてしまったとか

どれがどれか良くわかんなくなったので一まとめ(苦笑)
どうもの北海道の寺社はあまり好みなのに当たらなくて〜
でも、このあたりはひっそりと埋もれてる感があって
お寺の間をぶらぶらするのにはもってこいです

この日は丁度、松前桜祭りの最終日
桜ももう終盤でしたが、今が最盛期の木もあってコレもなかなか
白いタンポポなんてはじめてみましたよ

もちろん普通のタンポポも咲いていましたが
北海道だからやはり蝦夷タンポポでしょうか?!

寺町からぐるっと回って松前藩屋敷に到着
ここは松前城下町を再現したテーマパークなので
まあスルーしてもいいかなあって思ったのですが
とりあえず行っておくだけ行っておいたり

いや、本当に町並みが再現されているだけなんですけどね
でも、こじんまりとしてる割に雰囲気あって
そんなに悪く無かったですよ?

さて、さらっと藩屋敷から戻って
この時期のみ開館している桜資料館にやってきました

桜にまつわる写真から書籍から絵画からイロイロ展示されてるんですが
個人的には桜の写真パネルがお気に入り
一ヶ月しか開館しないなんてもったいないなぁ

ふっと資料館の横を見てみたらなかなか綺麗に桜が咲いていたのでついでにチェキ

そのまま花見本園を通り過ぎて阿吽寺へ

そして阿吽寺から一気にふもとまで下って
松前町郷土資料館にやってきました

町民センターの中、それも入り口が二階にあるので
「勝手に入っていいのか」って不安になったり
受付すらいないもんな

資料館の手前にちょっと雰囲気のいい神社を発見

朝しっかり食べてたとはいえ
結構歩き回ったので小腹が空いてきたので
ガイドブックに載ってた店にいって「さくらそば」で一息

写真じゃ良くわかんないけど、ピンク色の腰のある細面ですよ
ほんのり桜の香りがするんでわさびを使うべきか使わざるべきか

軽くおなかを満たして今度は法華寺に到着
明治の再建ですが、ココの龍の彫り物はカッコいいですね

…でも、法事か何かで来ていたご家族が境内にいまして
さすがに場違いにもほどがあったので早々に退散…
なんか奈良でもこんなことあったぞしょうがないけど

ところで、松前といったら松前漬け
でも、めぼしを付けていた店が臨時休業でギャフン!!
しょうがないのでほかの店に行ったのですが
松前漬けだけで無く思わずソーラン漬けまで買ってしまいました

いいんだよ美味かったんだから

そんなわけで追分ソーランラインを北上
いっきに江差に到着です

松前もそうでしたがココも国道から一本奥に入ると
「いにしえ街道」っていう一寸レトロな町構えになっていて
コレはコレで雰囲気があっていいですね
古いままのほうが本当は良いんだろうけど
元気出そうってがんばってる感じがして嫌いじゃないです

国道を歩いてると4間から5間ぐらいのやたら長い家屋が見えてきます
何でこんなに長いかって、かつて海岸線が国道のとこまで来ていたそうで
船から直接荷物を積み込むためにこのように長い形になったとか

国道側から積み込むためのハネ出し
中層が土蔵で街道側が店舗(母屋)になっているそうです

そんなわけで先ずは旧中村家住宅に到着

内部のガラスがゆがんでいて気泡が混じってるなあって思ったら
明治のころの古いガラスが割れずに残っているそうです
女中部屋から防火戸に続く渡し板など一寸好み

さて、中村家邸宅前の坂道を上がって
旧檜山爾志群役所に到着です
何気にモダンな建物があるから油断できないなあこの辺
十数年前までは現役の建物だったそうで
調査復元工事の模様を写したビデオは結構興味深いです
ついでについ見逃しそうになってしまいますが
調査中に壁板の下から発見されたというクロスがまた見事。
復元されたクロスが各部屋を飾っていてコレがまた雰囲気あっていいのです

ところで、朝から吹き荒れていた強風が
江差に入ったころからかなり酷くなりまして

群庁舎に入ろうとしたら強風でドアを持ってかれそうになってしまいました
危ない危ない

さて、再び街道に戻って今度は横山家にやってきました
先ほどの国道から見た写真左の建物ですね

中村家住宅よりも長いので一寸カメラに収まりきりません
っていうかさっきからこのアングルばっかりだなぁ…

さて、このまま江差町郷土資料館へ向かおうと思ったのですが
なんとなく先にカモメ島に渡りたくなってしまったので
江差港にやってきました

こちらは幕末、江差沖に沈没した日本最強の軍艦「開陽丸」
沈没していなければ戌辰戦争もどう転んだかわからないって話ですが
コレみてると郷土資料館行ってる時間なくなりそうだったのでそのままスルー

そんなわけでカモメ島。
ココから見る日本海に沈む夕日はとても美しいと聞いてたのですが
さすがに日没までいるとレンタカーの返却時間に間に合わないので略

もともとは江刺で一泊して夕日を拝むつもりだったんですけどね
まあいいや。どうせ今回奥尻島にも渡れなかったんだし
また来ることもあるだろうよ

そんなわけでカモメ島の上に上がってきました
風強えええぇええええええええええええええ!!
マジで吹き飛ばされそう(笑)

こちらは厳島神社
この辺は周りに遮蔽物があるので大丈夫なんですが
徳川幕府砲台跡に降りるあたりが風が強過ぎて断念
くそう、無理してでも行っておけばよかった!!

こちら灯台前からみた島の南側
あの岩場のあたりが弁慶の足跡かな?
今思えば無理してでも一周しておくんだったと思いますが
いや、本気で風強くて立ってるのも大変だったんだってばー

島から戻ってイソイソと江差町郷土資料館にやってきましたよ
(しかし、何で先にこっち来なかったんだろう??)
でも、なんか様子が変??

つ、つぶれとる!!

しおしおのぱー
このままやっぱり開陽丸に行っても良かったのですが
なんかもう一気に気が抜けてしまったので
このまま江差を後にして今日最後の目的地へ向かうことにしました

カモメ島にもお別れです

さて、今回の函館行きはずいぶん前から計画していたのですが
絶対に行きたい場所がありまして、その場所をネットで調べてる時に
偶然見つけた面白そうな場所があるのです

というわけでその面白そうな場所へ向かって
車を走らせていたのですが、
もうすぐってところで曲がる場所を間違えたのか
全然それらしいところに行き当たりません
30分ほどうろうろした挙句に結局道を二本間違えていたことに気付いたのですが
「目的地付近です」とかいってナビ終了すんじゃねーよ(苦笑)

目的地へ続く桜並木。花の季節ならさぞ綺麗なことでしょう
その並木をまっすぐ突っ切ったところが目的地

「松前藩戸切地陣屋跡」

五稜郭よりも一寸小さめな砲台を備えた土塁です

函館って言うとどうしても五稜郭が有名ですが
五稜郭以外にもこんな土塁が残されていると聞いて
コレはぜひ押さえておかねばって思ったのですよ

こちらは並木から見た土塁。結構高いですね
そしてこちらは内側から上の図の矢印みたいになってる方を見たところ
この方向は丁度函館市内の方向です

土塁の中には道場や貯蔵庫などが立ち並ぶ
なかなか大掛かりな施設だったようですね

どうでもいいけど、蝿や蚊が無茶苦茶多くて…

と、

ココに来てふと気付いたら

なんかデジカメ直ってるよ??


えーと、いいんだかわるいんだか…
せっかく買い換える気になってきてたのに〜

さて、そんなわけで函館市内に戻ってきました
日が落ちる前に函館山に付きたかったので
明るいうちに戻れてラッキーラッキー

薄暮のころがオススメという話だったので〜
確かに完全に暗くなる直前ぐらいが一番綺麗ですね

ちなみにラッキーピエロ駅前店の場所がわかんなかったので
夕飯は寿司屋でちらしセットをいただきましたとさ

握りなんて高くてくえるかい


その一
その三





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