夏も頭の七月中旬
そろそろどこかに出かけようってことで
焼津にやってきたんだよ

でも、いろいろあって到着が夜になっちゃった
町から離れてるから静かで良いね

明日は今日の分も歩き回らないとね

温泉に着たら先ずは風呂はいらないとバチが当たるんだぜ

おでかけおでかけ焼津編2010
pinkyのいない普通の旅行記はこちら


そんなわけであっという間に夜が明けた
昨夜は真っ暗でわかんなかったけど
この部屋オーシャンビューだったんだね

さてさてご飯を食べたらいざ出発
でも気付いたらなんだか良くわからない場所に出ちゃったよ?!

「なんか凄く長い鉄橋だね。向こう岸があんなに遠いよ」
「うーんでもココどのへんなんだろう?!」

諏訪原城に行きたかったのに大弱り

地図で調べたらここは数キロ離れた場所みたい?!
何でこんなことになったんだか

気を取り直してやっとこさ諏訪原城に到着です
縄張りに入り込んだらそこかしこで帯曲輪がおで向かえ

「何号掘りとか云号掘りとか…
沢山ありすぎてもう良くわかんなくなってきちゃった」

みっしり縄張り中を縦横無尽に走り回るる空掘りに
流石にちょっとおなか一杯?!
でもこのぐらいで音を上げてられないよ
だって正面に見えるあそこも空掘りなんだ

さらに先に進んでいくとやっと開けた場所に出てきたよ

「この辺はどのあたりになるのかな」
「たぶん、あのあたりが天守台の跡だから…」

「うん、本丸みたいだしやっぱりあれが天守台じゃないかな多分」

さてココからは折り返し
ぐるっと回って入り口のほうへと戻りますよ

でもこのあたりもお濠だらけで
言われなかったらただの山歩き?!

どうでも良いけど流石に山の中
あちらこちらから蚊が迫ってきてもう大変

蚊から逃れるように世界遺産の蓬莱橋にやってきたよ
でもピーカン照りで暑いから向こう岸までは行かないんだ
川べりでちょっと涼むだけ

「だって、向こう岸破アンナに遠いんだもん。いったいどんだけ遠いんだろね」
「ぱっと見、沈没橋っぽいかたちなのにね。向こう岸が見えないや」

さて橋の袂でウロウロしたら
ちょっと山間の吉津で時間つぶし

このあたりは古い町並みが残っていてとても雰囲気が良いのです
先ずは軽くお参りをして後はぐるぐる回りましょう

お寺でおまいりしたら後はブラブラ軽く散策
お昼をちょっと食べ過ぎちゃったからね
丁度良い腹ごなしなんだよ

さて、吉津を後にしたら今度は子山城へ

「お城といったらやっぱり天守閣がないと寂しいよね」
「でもあれはニセモノなんだ。ないのにないと寂しいから作っちゃったんだよ」

偽モノって言われても結構それっぽい感じに作ってあるのにね
偽者でも何でも来たら上に上がらないと罰が当たるよ

天守閣の上に上がると正面に空掘り
あの丸いところは三日月掘り
武田氏独特の築城形式なんだって

そしてその脇にはなんかとても気になる茂みがあるね
なんかいかにもな雰囲気だよね

なんか気になるから茂みのあった場所に行ってみると
こんなところにも空掘り
しかも三つもならんでいるよ

コレだけ綺麗に並んでると上を歩きたくなってくるよね
でも、一寸歩きにくそうだからぐっと我慢我慢

こちら側は二の丸。たぶんなんかたってたと思うけど
いわれなかったらちょっとわかんないね

さて、まだちょっとだけ時間があったので
良い所と足を伸ばして登呂遺跡にやってきました
もっと辺鄙なところにあるのかと思ってたら
住宅街のど真ん中で少し意外かも?

「つまり昔から人が住みやすい土地だったってことだよね」
「とか何とかいきなりかたり出したよこの娘」

だってもう夕暮れ帰る時間
そろそろ〆とかないと次の日に響くんだ


そんなわけで最終日
今度は高天神城にやってきたよ
昨日の今日でなんだけど

「城って言うか、本当にただの山って感じなんだけど…」

「虫除買ってくればよかった…」

夏の山の中は蚊で一杯
ココはとっても広いから
うっかり立ち止まると総攻撃

喰われちゃ溜まんないから
サクサクと先に進んで高天神社
ココはもともと井戸丸なんだ

井戸丸だから今でも井戸が残っているんだよ
まだ沸いてる井戸かどうかはわかんないけどね

「ああいったこういった以下にもそれっぽいものが全部
遺構に見えてくるからあっちこっち気になっちゃう
写真を撮ってたらフィルムがいくらあっても足りないよ」

あっちこっちに人為的な地形があるからね
あっちも見てこっちも見て大変なんだよ

井戸丸から西の丸に上がって
さらに進んで馬場平に到着
ココは甚五郎さんが通り抜けたんだって

「…誰?甚五郎って」

だれかなんてしらないっ

なんだか昨日からずーっと山の中あるきどおし
でも、ホラ良く見ると。いかにもな空掘りがまっすぐ導いてくれてるんだ

でも空掘りにうっかり誘われてちょっと奥に行き過ぎたかも?
ちなみにこの辺は堂の尾曲輪
そろそろ本丸へと向かいましょう

本丸に到着すると顔出し看板とコンクリートの土台がぽつん

ココには張りぼての天守がたってたんだって
あまりにもあんまりなんでなくなったみたい?!
ちょっと見てみたかったかも

天守はないけど山の上だからね
とっても眺めが良いんだよ

さて、高天神城から今度は横須賀城へ
街中にあるお城だから綺麗に整備されてるんだよ

「この土台がもうお城かな?このあたりが全部城跡なんだね」

西半分はなくなってるけど東半分は残ってるから
このあたりいったい全部城跡って言えば城跡なんだ

上に上がってみると正面に開けた石積みが
ちょっと変わった雰囲気で気になるよね

「…あの石垣、なんか雰囲気ちがくない?なんかどこかおかしくない??」

良く見ると石垣の石は全部丸い石
だからなんか柔らかい感じがしてたんだね

川底の石でも集めて作ったのかな

本丸も草が生い茂ってちょっと気持ちが良いね
ココが周りで一番高いから風がとっても良く通るんだ

そして本丸の後ろには松尾山
あそこはあそこで城の一部だったみたい?

行ってみたら城と土塁があるのでやっぱり何かの遺構かな

「こっちはあまり整備されてないね。標識があるだけで荒れ放題だよ」

きっと余り人が立ち入らないあたりなのかも?
横須賀城アンダーグラウンドかもしれないよ


はてさてそんなこんなで気付いたらもう良い時間
焼津にいたはずなのにもう掛川のほうが近いかも

気付けばずいぶん遠くにきたもんなんだ
そんなこんなで今回はココまで
そろそろ切り上げるといたしましょう



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