「富士山は日本一の山って言うけど
富士山で静岡と山梨の仲が悪いってほんとうかな」

「仲が悪いと言うより張り合ってるんだ。ライバルなんだよ
殴り合って友情を深める中なんだ」

静岡と山梨どっちから見る富士山が綺麗か対決はさておき
静岡の東端三島に到着です


ここから見る富士山はさすがに大きいんだ
展望がいいのってテンションあがるよね


おでかけおでかけ伊豆編2010
pinkyのいない普通の旅行記はこちら


先ずついたら腹ごしらえ
今日は一杯歩くからね、今のうちに食べとかないと
夜まで食べ損ねちゃうんだ

「食べ過ぎたら後で気持ち悪くなっても知らないよ」
「残すのは主義に合わないし。程々が良いんだよ」

おかずを狙うネコの視線が痛いけど
その辺はガンと気にせずがっつり食べて

腹ごしらえがすんだら山中城にやってきました

城のど真ん中を一号線が突っ切ってるけどキニシナイ

「だってもともと東海道をまたいでつくってんだもん」

「するとこっちの石畳の小道が旧東海道なんだ!!」

城の脇には復元された旧東海道
なんか思ってたのよりずいぶん細いんだね
時代劇のイメージだともっと幅広い印象だったのに

はてさて、まずは岱崎出丸へとあがります
でもなんか思ってたのよりきれい過ぎる?

ここまで綺麗になってると公園みたいで拍子抜け?!
でも、ここはまだホンの入り口
とりあえず先にいってみよ?

だって先に進めばこんな空堀があったりするんだし

「でも、こんなに綺麗だとゴルフとかしたくなってくるね。ふぁーって」
「OBは土塁の向こう?この向こうって…」

土塁のましたにずらっと並ぶ障子彫り
空掘りの中に等間隔に畝を残してるのが特徴なんだよ
あまりに整然と並んでるのでいおうとしたこと忘れちゃったよ

「しかもそのむこうは富士山って立地は最高じゃない?」

富士山はさっきも見たところなのに
ココから見る富士山は展望が開けてる所為か
さらに雄大で綺麗なんだった

でもいつまでも見とれてるわけにも行かないので
良い感じのところでそのまま鉢曲輪方面へ

何で鉢かっていうと
底がすり鉢上にややくぼんでるからなんだって

「あ、タンポポ。関東かな西洋かな?」

見分けるのってどうやるんだっけ?」

さて、御馬場曲輪方面までもどってくると
再びさっきの空掘りです

芝生がはげていたり畝が崩れているところがあるのは
みんなが上ったり、滑ったりしてるからなんだ

「史跡破壊もいいところだよ」
「デモ登るんでしょ?」
「だってこんな形状なんだからしょうがないじゃんっ」

しょうがなくないって


さて、ぐるっともとの場所に戻ってきたら
一号線はさんで対面、駐車場脇にある空堀から西の丸むかいます

「さっきの堀もすごかったけど、
こっちにあるのはもっとすごいんだって」

とてもワクワクしながら先に先へ

田尻の池を左折して西の丸
ここをあがればいよいよ
"もっと凄い"お濠が目の前に…!!

「ええーっ」

残念なんと修復中
来週お祭りがあるから畝を綺麗にしてるんだって
楽しみにしてただけに落胆もひとしおだよね
でも土で出来てるものだからしょうがない?

「ここから西の丸をぐるっと一週したかったのに」」

「っていうか、さっきのところみたいに
登ったり滑ったりする人が多いから崩れちゃうんじゃないの?」

返す言葉もないので
しょうがないし西の丸からの眺めで我慢です

障子彫りの持つ規則的な美しさは惚れ惚れ来ちゃうね
でもまださっきの工事中を根に持ってるんだよ

「だって、あそこのやぐらの周りにもあるんだよ?
こっちだけであっちが見れないなんて片手落ちってものなんだ」

そういわれるとちょっと残念なきっもちですが
いけないものはしょうがないよね
障子彫りはここだけではないので気を取り直して先に進みましょう

「デモやっぱりあっちに回りたかったなあ・・・」

「ほら、堀の底、うっすらと敷居が見えるよ」

これは畝彫り。堀の底に微妙に畝があって
通る時に邪魔でしょうがなくなるようになってるんだって

下に降りてみると確かに畝があるようなないような?
まあ良いじゃないかってことで
気を取り直して北居曲輪方面へと向かいます

でもここもイベント前の整備のためにロープ張ってあるんだよね
向こうの説明看板にもたどり付けやしないってどういうことなの?

残念だけど見れないものはしょうがない
北居曲輪を後にして本丸へと足を踏み入れると…

障子掘発見

「なんか降りられそうだよ。降りてもいいのかな」
「降りたところで兄があるわけじゃないと思うけど」

「デモなんか降りたくなるよね
降りてる人もいるからきっと大丈夫!」

わかんないけど何か悪いことしてるみたいでちょっとドキドキ
中は意外と深いからはまったら抜け出すの大変そう

ちょっと長々と障子彫りで遊んじゃった
どんどん先へ進みましょう

ココは確か本丸虎口
虎の口に似てるのかな?!

ここまで来たらほぼ一週

拾いようであっという間だったかも?

でももうすぐ出口と言うところで
またもや障子彫り

やっぱ見とれちゃうんだ


はてさてあけて二日目
この日は韮山反射炉にやってきましたよ
反射炉って製鉄施設。カノン砲とか作ってたんだって

「この辺が炉になっていてここで鉄を溶かして…
ちょっと炉の仲が見えにくいよ」

炉の反対側には建屋戸の広場

「あのあたりに作ったものを取り出す建屋があったんだって」
「作ったもの?つくったものって?!」
「ん〜たとえばカノンパン??」

韮山反射炉といえばお土産のカノンパン
物凄い固いんだ。保存食っぽいのかも?!

ここで作ってたのはカノン砲
敷地のあちこちに復元されたカノン砲が展示されてるんだ

「やたっ!」
「吉日だ!!」

さてご飯がてら田子漁港まで足を伸ばしてみたよ
本当は堂ヶ島まで行くつもりだったんだけど
まあいいよね

入り江に入り込む風と波が気持ちが良いね
そういえば伊豆半島の西側は絶壁だから
とっても景色も良いんだってさ

帰りは海沿いで帰ろうかな?

「夕暮れ時とか凄く良いと思うんだ」


さてあっというまに最終日
昨日の反射炉の近くの韮山城にやってきたよ
こんなところにもお城があったんだね

「江川邸はあとで見るよ。早く城跡見たいしね

なんたって韮山上の縄張りはとても広いんだ
江川邸だって縄張りの一部の江川曲輪
韮山城もその一部なんだよ

「こっちの端からあっちの向こうまでずーっと全部お城だったんだって
回りたいなあ。遊歩道整備されてないのかなあ」

気持ちはわかるけど、韮山城以外は遊歩道はないみたい?
あったとしてもいったい回るのにどれだけ時間がかかるやら?

とりあえず回れるところを回らなくちゃ
先ずは権現曲輪へと足を踏み入れます

そしてそのまま階段に導かれるままその上へ

上に上がると急に開けた場所に出てきたよ
この辺は二の丸なんだって

「淵が盛り上がってるのは土塁かな?土塁の後かな」

なんだか微妙の地面の凹凸も何かの遺構に見えてきちゃう
ワクワクしながら上へ上がると
またもや良い感じの富士山が

静岡の人が富士山を自慢するのもわかるってもんだよ

さてさらに先に進むといかにもな遺構に出くわしたよ

「いったいナニが建ってたのかな」

小さいお城だと思ってたけど回ってみるといろいろあるね
だって池に戻ってみたらココにもいかにもな曲輪が並んでる

「きっとこの辺にも何か建物があ…あれ?」

曲輪を目で追うとその先に
上のほうへと登る階段が

まさかココから一番高いところ、
天ヶ岳砦まで上れるの??

もしかしたらと足を踏み入れてみると…

物凄い勢いでただの藪
歩いてるのが道なのかどうかも解りません

こんなところで遭難してもしょうがないし
行くならなたとか軍手を用意してきたほうがよさそうだよね
天ヶ岳砦は諦めてもう帰りましょう

下まで降りてきたら池を通る風が気持ち良い
少し休んだら江川邸によってから帰りましょ

この穴なんの穴気になる穴

なんだかとっても不思議な木だね




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