♪温泉温泉♪



朝湯なんかしてると身上なくすぞ


ピンキーストーリー

〜・おでかけ おでかけ・〜

北海道2006・・・その三

pinkyってなんじゃ食物か?…って人は
こちら


はてさてあっという間に最終日

でも、あいにくの雨模様ってんだから一寸やりきれない


「なーに、この程度の霧雨たいしたことないね」

「でも、この天気だと摩周湖は見れないんじゃない?!」


確かに今日は山の天気が心配ですが

今からそんなことを気にしてもしょうがないって言うもの

ぱらぱらと小雨降る中、先ずは釧路湿原までやってきました

釧路湿原といっても一日目の反対側

JR釧路湿原駅近くの細岡展望台に到着です



「ぴゃー途中から道路舗装すらされていないとは思いも寄らなかった」

「狭いしゆれるし、ノロッコ号とは言わないけど

やっぱ電車で回りたかったの…」



マキったら一寸遠い眼

釧路湿原沿いに電車が通ってるので

その車窓からの景色を楽しみたかったんです


ガー…ガゴンガゴンガゴンガゴン


「あっ!!電車!!上りかな下りかな」

「あ、ちょ、一寸!!走ると危ないってば…っ」



「あー!!もう一寸で見れたのに…ミーコがぐずぐずしてるからぁ」

「えー…わ、私の所為かよ??」



ぷりぷり起こりながら展望台に戻ってきましたが

湿原の向こうは雨の彼方

しかも今日はこの三日間で一番の冷え込みです


「なあ、もう行こう。寒いよ」

「う、うん…夏なのにこの気温ってさすが北海道だよね」


北海道は関係ないってば

このまま弟子屈まで一気に上るつもりでしたが

せっかくなので塘路のサルボ展望台に寄り道です



「奥が塘路駅で左が塘路湖、右の池はなんて名前?」

しらんしらん


さてさて、サルボ展望台を後にして

後は道なりに一気に北上

摩周温泉駅に到着です。

本当はこのまま摩周湖まで駆け上るつもりだったのですが…



「あー足湯だ!!ねえミーコ足湯があるの」 

「踏みっぱなしのだったから丁度いいや。有難いね」



「つかるのは良いけど、拭くものないよ?拭くものどうしよう」


大丈夫。駅でタオルが100円で売ってるんです

肌寒い中、ひとまず足を温めて

一息ついたらいよいよ摩周湖に向けて出発です



でも、これこの通りの天気

やっぱり摩周湖は霧の中


「真っ白だ!!」

「やだーなんも見えないーっ」



「この霧の斜面をナメクジのオバさんと降りていけば魔州湖なのにぃ〜」



妖精王なんてわからんて


ジャガイモでもぱくつきながら一息入れても

とっても霧は晴れそうにありません


「どうする?もう一寸待ってみる?」

「いやあ、今日の天気じゃもう無理じゃね?」



一寸名残惜しいですが摩周湖はあきらめたお二人さん

とりあえずふもとの川湯温泉駅まで降りてきました



また足湯で一休み



冷えた体をあっためたら再び出発

次の目的地、屈斜路湖へと向かいます


「ミーコ…車の中でその、一発カマスのやめてよねっ!!」

「し、しらんしらんっ!!」



「なんだ、硫黄山なの。ほら、普段の行いってやつ??」


マキ一寸ひどすぎ。

硫黄山の脇を抜けぐる〜っと回って

屈斜路湖コタンアイヌ資料館に到着です



たまには野外展示されているチセの中を覗いてみたいとか

そんなことを思いつつ資料館の中をぐるぐる


「アイヌの血が混じると美人になるって本当かな??」

「しらんしらん」


少しゆっくりしてしまいましたが

そろそろ気持ちがあせってくる時間

だって、ここまで予定よりも時間がかかってしまったんです


「どうしよう?美幌峠行ってる時間なさそうだよ」

「…っていうか、山の上全部雲かぶってるじゃん」

「津別峠も無理?」

「じゃないの?」



「遊覧船は乗っても良かったかも。素通りするんじゃ無かった」



今日はもう山の上はあきらめるしかありません

遊覧船もだけど資料館で見た和琴半島も寄りたかったんですけどね


イロイロ名残惜しいまま

霧濃い241を阿寒湖方面へと出発するのでした



パンケトーペンケトーも霧で全然見えなかったけど

もうここまで来るとすっぱい葡萄な気持ち


そんなこんなで霧を抜けて阿寒湖に到着

車から船に乗り換えてチュウルイ島へ



「やっぱ船はデッキに上がらないと、でも一寸寒いの…」


ようやく日が出てたけど、やっぱり今日は寒いまま

デッキを流れる風は凍えそうなほどに冷たいんです



「あーこんな冷えるんなら、どっかで羽織るものでも買えばよかったかな」

「でも、お土産屋とかだとTシャツとかぐらいしかないし」



少しでも風に当たらないところへってんで

一寸急ぎ足でマリモセンターへ



本物のマリモはなんかやたらとでかくて不恰好

そんなマリモセンターを後にして

再び船で阿寒温泉に戻ります



「古式舞踊ギリギリ見れそうだ。よかったー見れなかったらどうしようかと」

「それよかお腹空いたし、何か食べよ?!」



無計画さがここに来てイロイロ圧迫してきています

残った時間をフルに使って先ずは

アイヌ生活館に行ってー



木と森の博物館に行ってー



んでもってコタン内の食堂で

温かいご飯をいただきます



ご飯を食べたら丁度古式舞踊が始まる時間



さてさて、古式舞踊の余韻に浸るまもなく

車に乗り込んでアイヌコタンを後にします


「っえーまだ飛行機まで余裕あるのにー」

「しょうがないじゃん。空港のレンタカーが7時までなんだよ」


もう一寸コタンでウロウロしてる時間はあるのに

レンタカー営業所の時間が迫ってるんです

力いっぱいアクセルを踏みしめ

薄暗くなってきた道路を爆走

途中またも曲がる場所が解らなくて困りましたが

何とか無事、時間に間に合いました



「帰りの飛行機まで1時間半もあるの。ご飯食べたばかりだから喫茶店に入る気もしないね」


お土産物色〜



その一
その二




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