夏真っ盛りの八月頭
まあなんとなしにぶらっと出かけたくなってもいいじゃない?
一寸近所に散歩に行こうと外に出かけたレイナだったけど
ついつい足を伸ばしてみたくなって
そのまま新幹線に乗り込んでしまいましたとさ

着く前に一寸腹ごしらえ
 
 
ピンキーストーリー
 
〜・おでかけ おでかけ・〜
 
会津若松/喜多方2007
 
 
pinkyってなんじゃ食物か?…って人は
こちらこちら
 
 
「アカベコって会津若松だっけ??すれ違った電車にも描いてあったけど」

なんかのキャンペーンキャラみたい
気が向いたら帰りに一寸グッズでも物色してみましょうか
 
 
でもしかし、ぶらっと来ただけあって
この後、特にどうするか決めてないのが玉に傷。

でも大丈夫。駅前には散策マップとかその手のアレが充実しているんです
そんなわけで先ずは近場の御三階に到着です

「見た目は三階ほんとは四階っていうけど、
実は二階建てとかのほうが以外性があるのにね」
 
 
意外性で物作ってるわけじゃないやい
御三階は明治に鶴ヶ城から移築されてきたそうですよ
ちなみに玄関の殻破風は本丸御殿の一部を配したものだそうです
 
 
「じゃあ、元々どんなところに建ってたっていうんだろ」

一寸気になってきたのでそそくさと鶴ヶ城までやってきました
でも今日は一寸暑いかな
お堀で遊ぶ鴨が一寸うらやましいかも?

お堀をまわって石垣の隙間を抜けると
ズバンと大きな天守閣

「でも、明治までは本物建ってたんだよね。
取り壊すなんて新政府も余計なことをしたもんだ」

でも高いところが好きなので、上に登れば
そんな不満は一気に吹っ飛んでしまうんですよ
さてさて、天守閣から出てきたら、石が域の上に登って一寸ウロウロ
 
 
「さっき覗いてた窓はあそこかな?それとももういっこ上だったっけ??」

「向こうの端は廊下橋かな?」

あ、そういえば御三階の建っていた場所を見に行くのを忘れていました
ぱたぱたと石垣を降りて天守閣の正面に回ると
ひっそりとそれっぽい石垣を発見

思ったよりもこじんまりとしてますね。
さてさて、このまま麟閣をまわって走り長屋の正面
鉄門に戻ってきましたよ
このあたりは近年の再建らしいけど
天守だけよりもずっとそれっぽくてイイ感じ

「でも、かっこいい角度から写真撮ると
大体ガイドブックと同じアングルになっちゃうんだよね。

花見の席のごとく、良い所はもう全部抑えられちゃってるんだ」

それはもう永遠の課題
はてさて鶴ヶ城を後にして
一キロ一寸ブラブラしながら
池泉回遊式庭園「御薬園」にやってきました

「??なんだろう?欄干に変な傷があるね」
 
 
それはたぶん刀傷

からっと晴れた今日ですが
あちらこちらに花を見せる紫陽花が
先日までの梅雨空を思い出させてくれるのです

さてさて日もそろそろかげるころ
次の目的地サザエ堂に到着です

「しってるんだ。白虎隊が自害したのはこの山のあっち側なんだよね」
 
 
サザエ堂の最上階は憧れの地
ぐるぐると回ってちょいっとくだりに橋渡し
マタタビぐるぐる回って入り口の真裏

そのまま上に上がって白虎隊士の墓までくると
会津盆地一面の展望が開けるのでした

さてさて、そろそろ今日の日程は終わり
最後に旧滝沢本陣へとやってきました

「言われなかったらただの民家って感じだよね
 
でも、あっちこっちに弾痕や刀傷が残っててとても血なまぐさいや」

あっちこっちに穴だらけ
そういやあさっきの御薬園でも刀傷がありました

戌辰戦争なんて教科書で流しただけだけど
その痕跡を見つけると授業ぐらい
もう一寸まじめに受けておくべきだったとか
そんな気になってくるから不思議ですね
 
 
まあ、一瞬だけなんですけど

今夜は一人で手酌酒
 
 
…はてさてあけて二日目
電車に乗って喜多方へ向かいます

「喜多方とか言っても別にラーメンが目当てじゃないんだよ

目当てじゃなんだよなんて言っておいて
来たからには食べるのはお約束。洒落じゃないぞ
 
 
でもまだ朝が早いので開いてる店もありません
そんなわけで先ず最初の目的地。
長床で有名な熊野神社に向かうことにしたのでした

タクシーにしばし揺られて田んぼの中を抜けてしばし
誰もいない参道は朝の空気が気持ちよく
思わず拝観料を忘れてしまうとこ

危ない危ないと怒られる前に
サクット払って今度こそ気持ちよく拝殿へと向かいます

「本当に柱だけなんだね。風通しがいいってもんだよ
でも、何で神社に鐘楼が??」

拝殿の横には文殊院。
古い神社の境内にお寺の痕跡があるなんてよくあることです

周りをぐるっと回ってたら拝殿正面にスリッパの山
どうも上に上がってもいいみたい
でも、無作法に上がるのも気が引けるので
軽くお参りしてから上がってみました

「無作法には無作法なりの作法ってやつだよね
だって、柱と屋根だけなのにこんなにでかいんだ」

言ってる事は少しアレですが言わんとしてることはまあそんなもの
拝殿裏手の本殿にもおまいりしたら
再びタクシーに揺られて今度は願成寺にやってきました

「??…なんで両端の二人は正座してるんだろう??
叱られてるのかな反省中??」

会津大仏の脇侍の観音様は正座してるのが特徴なんですよ
でもそれよりも中尊の木造阿弥陀如来坐像の光背
千体仏が結構気になるじゃああありませんか

はてさて、大仏に別れを告げて
道端の花々をちらほら眺めつつぶらぶらいくと
一寸ぱらつく天気の中、甲斐本家蔵座敷に到着です
本格的に降られる前に早く中に入っちゃえ

「裏の入り口は白いのに、表の出口は黒いんだね
でも、何で蔵なんかの中に座敷があるんだろう?!」

蔵は頑丈で火に強いですからね
1860年の大火事で蔵だけが焼け残ったりしたそうですよ
 
 
「だからかな?あっちこっちが蔵だらけだよ」

そんなここは蔵の里
明治大正の蔵と民家を移築した資料館です
でも、中ではイベント準備中で
一棟中に入れませんでした

さてさて蔵の里内の庫民家を見学してたら小腹が空いてきましたよ
もともと一寸キマグレにやってきた会津若松
そろそろいい時間でもあるし
まあ今回はこんな感じで引き上げることにしたのでした

危うくラーメン食い忘れるトコだった!!
 


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