そんなわけで三日目

近鉄駅前のせんと君に挨拶したら

早速今日も元気に出発です



…でも、きょうも今日とてあいかわらずの空模様



朝一で人気のない街中を散策しようって思ったのに


ピンキーストーリー

〜おでかけおでかけ〜

2008京都/奈良編・後編・

pinky:stってなんじゃ食い物か?って人は

三日目四日目


とりあえず春日大社まで行ってみたはしたものの

しとしと降る雨とあいまってなんだかとても寂しい雰囲気



まだ朝早いから人気モないし一寸心細い感じになってきたので

気分を変えようとバスでやや遠出して円成寺にやってきました


「小雨降る天気には浄土庭園がシットリトしていい雰囲気なんだよ」

「朝よりも空が明るくなってきたし、このまま雨が上がってくれるといいんだけどね」



本堂に上がってみると一寸正面の形状

階段の両脇に舞台がせり出してるのが一寸気になるね



さて、円成寺をあとにしたらそのままわき道から

山間の谷間へと吸い込まれる東海自然歩道へ下って柳生へと向かうのです


「しってる?柳生街道って八王子の高尾山まで続いてるんだって」



「じゃあこの道標に沿って行ったらそのうち東京に着くのかな?!」


問いかけてみても道脇の石仏は何も答えてくれません



そんな石仏たちの脇を抜けすすむことしばし

畑広がる山間に南明寺に到着です


「?!ねぇ、なんか鶏の鳴き声しない?!」

「この辺で飼ってるのかな?!でもソレにしちゃあ数が多そうだけど…」



周りを見渡してみると地鶏料理の店の看板

なるほど、かえりばさ峠のほうへ歩いていくと

フェンスの向こうに無数の放し飼いのニワトリ達


コレだけいたらそりゃ泣き声も聞こえるってもんだよね

納得しながら先に進んでかえりばさ峠へと入ります



「なんだか今日はこんなところばっかり歩いてる気がする…

心細いトコにばっか入り込んでる気がするよ?!」


それはきのせい…って思いたいかな

急な峠道を越えて一気に下っていくと

正面になにやら覆いのついた大岩が…?!



その表面にはお地蔵様が彫られています

これはは疱瘡よけのお地蔵様なんだそうですよ



「あ、見てみてっ横っ側にもお地蔵様が」



お地蔵様はいいけど、疱瘡ってなんだろ?!

なんかの病気か何かかな?!

そんなことを考えながらお地蔵様を後にして

高台の上、柳生陣屋跡に到着です



ずーっと山間の畑とか山の中とか歩いていたから

見晴らしがよくて気持ちがいいね



このまま笠置へ向かおうかと思ったけど

なんか風がとても気持ちいいから

陣屋跡の向かいにある山向こう。天之石立神社二寄り道することにしました



「この四角い岩が神社のご神体なんだって」


ごろごろと転がる大岩の波を超えてさらに奥へとすすむと

その奥に一つぽつんと割れた岩一つ



なんだろうね。

このあたりは柳生の里って言うし

近くの芳徳寺は柳生のお屋敷跡って話だもん



「きっと刀の試し切りとかに使った跡なんじゃないかな」



そしてずっと戻って芳徳寺

ここには柳生歴代のお墓があるんだって


そんな芳徳寺で御墓参りを済ましたら道なりに笠置へとブラブラ歩き

ふっと、川べりに目をやると


「あ…こんなところにも石仏が」



これは阿対の石仏。なんだか石仏が多いんだ

そういえば近くのの当尾の里は石仏の里って言うし

その影響があるのかもね


道は再び上り坂、ふっと気付くと山の中

地図だとこのまま行けば笠置寺のはずなんだけど

本当間違ってないかな曲がるところ忘れてないかな?!

でも、進んだ先にお堂跡があったからとりあえず方向はあってるみたい



一寸安心してもうちょっと先に進むといよいよ笠置寺



受付から修行場めぐりコースへと入ると

いきなり目の前に大きな仏様のシルエットがお出迎え



「…シルエットだけ?光背のシルエットだけなの?!」


本体は昔の火事で焼け落ちちゃったらしいよ

どうせならもっとちゃんと残ってる時に来たかったね


「でも焼け落ちたのってず〜〜〜〜〜〜〜っと昔のことじゃない」

「あ、ほらこっちこっち、こっちに綺麗に残ってるのがあるよ!!」



すぐ横の多い輪には立派な線刻の仏様

でも長く見つめていると首が疲れてきちゃう

ふっと目線を落とすとその道の先になにやら穴が?!


「こっちの穴はくぐれるみたい。この辺は本当に大きな岩ばっかりなんだね」



山の上にごろごろ転がる岩の何個かは麓から運ばれたものなんだって

そんな岩場の上に登ると麓の風景が一望できてとても気持ちがいいんです



そして山のほうへと振り返ると木々はほんのりと緑から赤へと衣替え

もう秋はいっそうと深まっていくばかりなんだよね



そういえば雨もすっかり上がったみたいだし

コレは明日の天気は期待できるかな期待してもいいのかな


そんなわけで最終日、

夜が明けてみたらとりあえず雨は上がったみたいだよ


「…っでも…なんでまた山の中?」



「だって、このあたりにも石仏が一杯ごろごろしてるって言うんだもん

この先だって言うしせっかくだから見に行こうよ!!」



「べつにいいんだけど、先に言…あ…これって」


一休みしようと思ってもたれかかった大岩に何気に目をやると

横向きに寝転んだ寝仏がごろんと一休み



「なんだ先客がいたんだね。」


しょうがないのでもうちょっと一踏ん張りで

坂をすすんで登っていくと、その歩道の遥か上から

そんな二人の様子を夕日仏が見守っているのです


「観音様も夕日が好きなのかな。きっと涅槃を見つめてるんだ」



夕日観音に夢中での横の三体地蔵を忘れずに

気をつけていないとうっかり見落とすところだったよ



下に下りるときにも気をつけて

っていうか、下から見えるからって無理に上がるのは禁止!!



ずるずる滑る湿った斜面をなんとか遊歩道へ戻ったら

サクサク再び山道を上へ上へとグネグネグネグネとすすんでいって

その脇、沢の対岸の突き出た岩に朝日観音


「朝日観音は東向き。もうちょっと早く出てきたら

朝日に照らされる姿を観れたかもしれないね」

「でも、日が出る前の山の中なんて、何か出るかもしれないから嫌だなあ」



そこはそれ、コレだけ仏様がいるんだもん

きっと悪いようにはならないよ


朝日観音に見送られてもう暫く進んで

首切り地蔵のところでやっと一休み

ここは広いから先客がいても大丈夫だね



「…リストラ地…」


変なこというんじゃありませんっ!!


さて、首切り地蔵から道を登ってさらに再び山の中

登りきったところに春日山石窟仏



「こんなにフェンスで囲われてるとなんだか動物園っぽいよね

「凶暴な動物って書かれたフェンスの中には鏡があるってやつ?!」



フェンスがあるのは風化が激しいので保護のためなんだ

さて、春日山石窟物仏から道路に出たら

そのまま道沿いに地獄谷石窟物へと向かいます



くるまがびゅんびゅん通ってたら怖いなって思ったけどそんなことなくて一安心

暫く道なりにすすんで駐車場から山道に入ってすすんでいくと

山の中の岩場から三尊仏がお出迎え



「地獄谷って言うからもっと凄いところを想像したけどそうでもないんだ」



「でも、もうちょっと近くまで寄ってみたかったかな?!」


フェンスの向こうの遠くに三尊をのぞみ

暗闇に目を凝らしてみても、うっすらと残るその姿は

なんだかぼんやりとしてしまうんだった


一寸残念に思いつつ再び道路に戻ったら

今度は若草山方面、鶯の滝へと向かいます



でも、滝の入り口の正面すぐ脇に伸びる階段が一寸気になるかも?!


「ねぇ、こっちに歓喜天があるみたいだよ。

ついでだからこっちにも寄ってみようよ!!」



寄り道の寄り道はみな寄り道だ

歓喜天へと階段を登っていくと

アレ?

なにやら空気が一寸おかしくな〜い?!



「ねぇ、ここ」

「うん。廃屋だね」


急に薄ら寒いものを感じてしまって慌ててきた道を引き返し

一気にそのまま滝つぼまで一直線



滝つぼ見てたら何だかほっと一息ついたよね

はてさて滝から再びドライブウェーにもどったら

今度こそ若草山に向かって一直線


ふと気付くと俄かににぎやかな雰囲気が近づいてきて

なんだろうとそちらに足を向けるとパーって開けて若草山山頂にとうちゃくです



山の上煮から見る奈良の盆地の風景は気持ちがいいね

でも、一寸寒いかも


「あれが東大寺かな。あそこが奈良県庁だよね」

「ってことはあのあたりが興福寺?なるほどすると春日大社は…」



そういえば結局昨日春日大社行ってなかったね

下まで降りたついでにせっかくだから春日大社にもよってみよ



なんだかんだであっという間の三泊四日

京都なら二日間づつなんて一寸贅沢だったよね

まだまだいっていないところはあるけれど

そろそろ帰る時間だね



せんと君その他二名に別れを告げて

また来る時までしばしの別れまた来年



あ、京都駅のホーム見るの忘れてた!!

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