はてさてあっという間の三日間

ぱっと早めに起きて今日も元気に出発です

でも、いくら早くても朝ごはんだけは忘れないんだよね



「だって、朝ごはん抜くとあとがきっついんだもん

こんな時じゃなきゃジャムとか使わないよ」


ピンキーストーリー

〜・おでかけ おでかけ・〜

京都奈良2007・・・その三


pinkyってなんじゃ食物か?…って人は
こちら


朝ごはんを食べたら準備万端

一路奈良へと向かいます

なーんだ今日は大仏様をぐるっと回るのかな?

とか思っていたら、そのままバスに乗って一路県境



「ええー大仏スルー??奈良なのに大仏スルーしちゃうの??」


良いんだよ大仏は帰りに寄れば

なんて言いながらバスが着いたその場所は



「…京都??何で京都?」

「京都といっても県境だからまあ"やや奈良"かな?!塔尾って言うんだよ」


やや奈良でも京都は京都

だからどうしたって言うわけじゃないけどね

バス停脇の草に埋もれるようにたっている道標に従い

まずは岩船寺へと向かうのでした



当尾は石仏の里というぐらいで

そこかしこ、山の中やら畑の脇に

埋もれるように石仏たちが点在しているのです


「昔お寺がたくさんあった名残だっていうよね。ほら、そこにも…」



二人の先、山肌に沿って曲がる農道の分かれ道の

岩に彫られた光背のシルエット

よーっくみると弥勒仏が細ーい線で彫られています


「へーぇ。さっちんこういうの好きなんだ?1」

「んーん。ガイドブックに載ってるだけ」



えーっとあっけに取られるココロ

でもさっちんはそんなの関係ないかのように


「ほらこっち、この先にもなんかあるみたいなことが描いてあるよ!!」


なんだよ結局すきなんじゃん



そんな二人を三体のお地蔵様がほほえましく見守っているのでした


さて、小道を抜け集落に出ると

最初の目的地、岩船寺に到着です



さんさんと晴れ渡る空と谷間に落ちる影が

本堂の前の池とあいまってとても静かな雰囲気をかもし出しています

こういうところのんびり散策するのもきもちいいんだよ



岩船寺の裏手の小山を上がり貝吹き岩へ

ココから振り返ると一気に周辺の景色が広がります



「あのあたりとかあのあたりをぐるーって」

「ぐるーってナニさ」

「ん?地図と照らし合わせてるんだけど…ねぇねぇ、

たぶんアレがコノあたりだと思うんだけど…」


土地勘がないのに無理するなって

地図に迷っても問題はありません

何故なら石仏散策は道標が完備されているので

比較的何とかなるものなのです


そんなわけで岩船寺を出発、

次の目的地、浄瑠璃寺までの間ブラブラと

山々と畑の間と隅に散らばる石仏たちを訪ねて歩く

軽い気持ちの散歩道

そしてその隅、そんな二人を

不動明王が見つめていたりするのです



「不動明王って顔がゆがんでるよね。くぬやろーってかんじだよね」

「もともと醜い神様だった時の名残らしいけど、どうなんだろうね」

「じゃあ、コレは綺麗な不動明王ってことかな。

綺麗にするならにこやかにすればよかったのにね」



そんなにこやかな笑い仏は今日も爽やかな笑顔を称えています

そして唐臼の壺は農道の脇にどっしりと腰を下ろしているのです



「唐臼…カラスの壺かと思ってた…」

「あ、ココロこころっこっちにもほら唐臼の壺二尊だって!!」

「二尊?二人じゃなくて一人しか彫られていないみたいだけど?!」



唐臼の壺二尊は道に面した正面に阿弥陀如来坐像



そしてその掘られた大岩の側面を見てみると…



ひっそりと地蔵菩薩がこちらを見守っているのです

そんな影から見守らなくてもいいのにね


そんな石仏たちに見守られながらの散策散策

道路わきやら山の中あちらこちらに眠る石仏たちの

その多さとさまざまな表情に

かつての盛衰を感じずに入られません

だって、ほら

あんな谷を挟んだ向こう側にだって目を凝らすと

大門仏谷丈六阿弥陀磨崖仏 



「でもさっきから多いよね阿弥陀様」

「阿弥陀信仰って言うぐらいだし、迷った時は阿弥陀様が導いてくれるんだきっと」


だって、アミダクジって言うじゃない?



それ選んでないよー


さてさて、石仏散策もそろそろ終点浄瑠璃寺が見えてきました

でも、そのまえに、どうせならってことで

浄土寺奥の院。岩屋不動を目指して山の中へ分け入ります



一応歩道が整備さてているとはいえ基本言い訳じみたもの

サクサク進んだ後は谷へ向かって一直線


「えーコレ跡で戻るの??やだなぁ面倒だなぁ」


なんて言っても、ココまで着たら戻るのも一苦労

毒をくわばら皿まで飲み込め

ぐっと口をへの字に結んでいっぽいっっぽと

人気のない斜面を降りていって

谷底のさわさわと流れる沢を越えると…



一気に何か毒気のようなものが抜け出るような錯覚

静かで暗い谷底に取り残された二人

暫くその積み重なった岩の上を見つめ続けたのです



いつまでも後ろに響くさわさわと流れる水の音

でもいつまでもココでこうしているわけにも行きません

不動明王に別れを告げて9体の阿弥陀様がまつ今日の終点

浄瑠璃寺に到着です



さて、本堂に鎮座する九体阿弥陀に参拝し

正面の浄土庭園をグルグルしてたら俄かに雨がっ



そういえば今日は午後から雨が振るっていってたっけ??

コレはタマランと予定よりも一寸早めに切り上げ

奈良に戻ったら雨が上がっちゃった!!


「ええーこれなら少し雨宿りすればよかったよ」

「朝はあんなにいい天気だったのに、天気予報ぐらい見てくればよかったよ」



なんとなく不完全燃焼だったので

今日の最後の締めで興福寺を軽く散策

鹿と寺が一緒に楽しめるんだから一粒で二度美味しいってのはコレのことだよね

でもなにかわすれてなーい?



「あっ…大仏見るの忘れてた」


その一
その二


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