岡山尾道其の他日記2006(三)
pinkyなくちゃいやジャー!!…って人は
こちら

さて、最終日。今回の岡山行きで一番行きたかった高梁です
二日目とはうってかわって薄曇ですが
まあ、ピーカンよりも歩きやすくていいや。

一寸早めについたので駅の裏手にある薬師院と松連寺へと向かいます
道に迷いそうになりながら住宅街を進むと屋根の向こうに石垣が見えてきました

そんなわけで薬師院に到着。
薬師瑠璃光如来は50年に一度の公開だそうで
とりあえず境内をウロウロしてみました

どこの城かと思うような堅牢な石垣に一寸呆然

タクシーの運ちゃんにも言われましたが
このあたりは「男はつらいよ」のロケ地だったそうで
昨日の尾道もだけど学が無いから観てないや。テヘ

こちらは隣の松連寺。とにかくこの辺のお寺は
みんな堅牢な石垣の上に立っています。
寺と言っておきながら砦の役割もしていたとか
やる気満々ですね

松連寺にかかっていた絵馬
由来はわかりませんが、このぼろぼろ具合がなんか好みです

そろそろいい時間なので早速松山城へ!!
と思ったのですが、自然歩道を登るのがだるそうなので
途中までタクシーで行くことにしました

でも、駐車場からはやっぱりこんな道…
ホントに去年からこんなところばっかりですね

中間地点に当たる上太鼓丸跡。
そんなに距離ないのに頭上から落ちてくる毛虫芋虫を
よけながら歩いているのでやたら疲れます

ここからまた山道なのですが、頭上から鳴る
「バリバキバリバキ」ってな虫が葉っぱを食べる音と
するすると降りてくる芋虫毛虫がさらに以下省略
…あー帽子か木の棒がほしいなあ…
気付くと服が芋虫だらけになっていてかなりイヤ〜ン

そんなわけでやっと大手門跡に到着…!!

角を曲がったとたんに眼に入る巨大な石垣の階段は壮観の一言
山の上というよりも、山の上の岩盤の上に築かれた城なので
人工物と自然物の調和がなんとも言えず美しい

でも、城を支える岩盤が崩落しかかってるそうで
厳重な監視体制が置かれているようです。

そんなわけで天守閣に到着。意外と小さいなあ
これでも一度解体修理をしているそうですが
ふもとから子供が列を成して瓦を運んでいる写真はなんか笑ってしまいます。
笑うところじゃないんだけどね

手前の入り口は渡り廊下で本当は下手手前に廊下があったそうです
だから天主は二階建て。個人的にはもう一階あってもいいと思う

天主の裏手に自然歩道が続いているようなのですが
台風による倒木で通行止め。
いや、行かないけどさ

天主からは木が邪魔で空しか見えなかったので
二の櫓門跡からの眺め…木が邪魔〜

上から見ると下へ下へと石垣が続いてるのが良く見えます

さて、帰りは自然遊歩道なのですが、これがまた
行き以上に虫の攻撃を浮けまくりました。
よく口の中に入らなかったものだなあ

ヒーヒーいいながら何とかふもとに到着
虫が葉っぱ食う音ってホントにすごい音なんですよ

遊歩道から川沿いに下った高梁高校。
タクシーの運ちゃんいわく昔の武家屋敷の石垣を流用しているそうです

そのまま下って高梁市商家資料館にやってきました
醤油の製造工程と庭園を見学することができます。

そのままガーっと戻って高梁市武家屋敷館を見学

いやあ、シーズン外してるのでほかに客がいなくていいのう

今回、資料館とか観損ねてばっかりなので
損を取り戻すかのように覗いてきました(苦笑)

武家屋敷を出ると石火屋町ふるさと村
いかめしい塀と門が武家屋敷町だったことを物語っています。
でも、中に立ってるのは普通の家

そんなわけで頼久寺に到着。
ここもやっぱり石垣です。
どうでもいいけど、撮る写真撮る写真
みんなガイドブックの写真とアングルが被っていてかなり略

ここの庭園も遠州作だそうです。

ねこー。また逃げられた〜

郷土資料館に向かう途中に見つけた女学校跡
碑がなければただの廃墟かと思うところです

一本道で道に迷いつつ郷土資料館に到着
あーこの展示というにはあまりにも雑然と放置された
展示方法が落ち着く…本気でただの物置だもんなあ

タバコはすわないけど、昔から図鑑などに乗っている
タバコの製造工程ってなんか好きなんですよ。
端っこのほうにおいてあって目立たないけど
個人的にお勧め

そんなこんなで紺屋町筋ぞいに高梁川方面へとぶらついてきました

町筋沿いの店で柚餅子を買ってそのまま備中高梁駅へ急ぎます
電車の時間がうろ覚えでしたがギリギリ乗る予定の電車に間に合いました

車窓から見えた気になる土砂崩れをチェキ!!

そんなわけで倉敷に到着。かなり一杯一杯ですが
美観地区をうろつくぐらいの時間はあるので
急いで美観地区へと向かいます

途中、大橋家住宅に寄ろうと思ったのですが、
今日は月曜日…アチャー
とりあえず外見だけでもチェキって美観地区へ。
でも月曜だからどこも閉まってるんですよね。まあいいけど

ううん、確かにこれは綺麗だなあ
でも、船倉町の交差点からザクッと普通の町並みになってしまうのが一寸…
倉敷館の角を回ったらあまり川の向こうを見ないようにしたほうがいいかも
なんか安売りの看板とか見えて台無し

今橋と大原邸
その隣の有燐荘
どっちも非公開だそうですが、
そういわれると中を無性に見たくなりますね

無料休憩所の倉敷館。
地図で見るのより狭いな美観地区って

唯一開いていた郷土玩具館で日本・世界の郷土玩具を見学
あーこの雑然と置かれた感じが以下略
図録とかないのかな。これは一寸図録ほしいぞマジで

名前が魅惑的な猫屋敷
中見てくればよかった。

しばらく川の流れをのんびりと眺めていたのですが
一寸時間がやばくなってきたので
むらすずめを買って急いで駅に戻ることに

でも、次の電車まで微妙に時間があったようです。
しまった、観竜寺に寄れたじゃないかこれなら!!

そんなわけで岡山に戻って新幹線こだま号に乗り換え
あーやっぱ新幹線はこの顔じゃないとね

さてさて、本当ならこんな慌しく回らないで
もっと倉敷でのんびりしていくべきなのですがっ

今回の旅の裏目的
「帰りに姫路城により道をしよう!!」

…いや、去年広島に行った時による予定だったのですが
野暮用をこなしていたら寄る時間がなくなっちゃって
実は今回の旅、帰りに姫路に寄ることを前提に
予定を組んでいたのです。

じゃなかったらこんな勿体無い予定の組み方しないって

ってなわけで姫路駅に到着。荷物預けたら
サクサクバス乗り場へ…っておもったけど
バス乗り場が良くわからなかったので
もう歩いて姫路城まで向かうことにしました。

ちゅうわけで姫路城に到着!!うわあ、広いなあ
城って言うと大体天守閣とその周辺しか残ってないもんだけど
こんな広範囲で残ってるなんてさすがというかなんと言うか
それでも全部って訳じゃないんだから元の規模はどれだけのものだったのやら

とりあえず説明書くだけ野暮なので
ずかずかと歩いて〜

歩いて〜

あるいて〜

あるいてあるいてあるいて

天守閣の下に到着。ううん
時代劇の江戸城が眼前に(笑)

さすがに観光客は日本人よりも外人のほうが多いようです
天主の上まで上るともう全部アングロサクソン

三の丸広場なめに大手通り。姫路駅は…みえるかな??

西の丸に行くのを忘れていたので急いで西の丸に向かいました
もう窓を閉め始めるところだったのでギリギリですね

でも、一人で百間長屋を歩くのってかなり怖い…
西の丸を抜けたらもう閉城時間です
思ったより時間かかったなあ。
しかしこれは良かった。

もうため息しか出ないよ。素敵すぎ!!

広間に配置された礎石郡
昭和の大修理の時に耐震性を高めるために岩盤に鉄骨を打ち込んだそうで
不必要になった礎石をここに展示しているそうです
そういえば、岩国の錦帯橋も橋脚の中をコンクリで打ってるし
本当にそのまんま保存するって言うのは難しいんですね

三の丸広場の猫。
箱座り状態をチェキらせて貰いました。

姫路駅新幹線ホームからの眺め
姫路城の真正面なので一寸得した気分ですが
駅ビルが邪魔くさいなあ…

ひかりレールスターに乗って新神戸でのぞみ乗り換え
レールスターは席が広くていいですね。
「東日本にも走らせろ」っていうファンの言い分もわかる気がします

新神戸で八分の待ち。この隙に駅弁を購入します
帰りを新幹線にするのはやっぱ車内で駅弁食べたいからなんですよね

旅情ですよ旅情

京都通過中〜東寺の五重塔が…
くそう、降りて京都でもう一泊してぇ!!

そんなわけで無事帰宅〜
今回はいつも以上にあっちこっち回りましたが
それゆえにあっちこっち見逃してたりスルーしたり諦めたりで
やっぱ最低三泊四日ぐらい必要か??などと思いましたわ
まだまだ行っておくべき場所があるので
吉備津神社の修理が終わったころもう一度
予定組んで来ることにしましょう。

んな訳で今回の自分土産
姫路で買った焼きアナゴ
尾道で買った海軍カレーと海軍コーヒーに尾道紅茶
岡山で買ったままかりの日和干しと酢漬け
高梁の柚餅子と倉敷のむらすずめ

海軍カレー、いつも食ってるよこすか海軍カレーのマイナーバージョンかと思ったら
全然別物でした。びっくり


その一
その二



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