去年、夏コミまでは余裕ブッコイいましたが、
いざコミケが終わってみたらPS3のアレが以下検閲、
とんでもない以下検閲で以下検閲とかアレな状況に陥ってしまい
結局毎年恒例の正倉院展に出かけることができませんでしたよ
ちゅーわけで、お休みがいっぱい余ってしまったので(リッチだね)
東大寺二月堂のお水取りを見に行こうってことになりましたとさっ
…なーんて思ったんですが…
出発直前インフルエンザにかかって寝込んでしまいました
まあ、熱下がってなかったけど
そのまま出かけてしまいましたけどね
倒れるまで動き続ける癖がつくと
ワーカーホリックの一歩手前だ気を付けろ!!
京都奈良滋賀日記2007(一)
pinkyなくちゃいやジャー!!…って人は
こちら
新幹線から富士山チェキ!!
いつもよりも一時間一寸遅れての現地到着です。
前日の低気圧の影響か肌寒くしかも風が強いのが気になりますが
とりあえず最初の目的地、万福寺に向かうことにしました
そんなわけでJR黄檗駅
「おうばく」なんて一寸変わった響きの名前だなあ
なんて思ったんですが、よく考えたら
万福寺の山号が黄檗山ですね
江戸時代に福建省から渡来した僧侶が
建物や伽藍配置も中国の黄檗山万福寺を模して作られたそうで
そういわれてみれば確かに雰囲気が一寸違いますね
総門からずかずかと進んでいくと三門に到着
ふっと見上げた時に気になったんですが屋根の組み方、
上はと下で違うんですね(上が禅様で下が和様…っていうのか??)
なんていったかなこういうの、
山門で受付を済ましてさらに進むと正面に天王殿
この建物がお寺の玄関に当たるらしいですね
布袋様にお参りをしたら左右に伸びる回廊へと進みます
去年の吉備津神社じゃないけどここの回廊もなかなか
なんか最近回廊とか好きっぽい
後で気づいたんですが回廊の柱の影に解説テープのスイッチがあったんですね
聞くためにもう一周しちゃいましたよ。
回廊を順路どうりに進んで先ず目に付くのはこの開版
2M近くあるんですよこれ。木魚の原型らしいですけど
でかいなあ…
行く年来る年で九州の韓国系仏教寺院で
これの小さいやつを打ち鳴らしていたのを
なんとなくに思い出しましたよ
さて、回廊を進むと大雄宝殿に到着です
天王殿もなんですがここの仏像も中国仏師の手によるものだそうです
風貌や着こなしがもう日本のそれとはまったく違うのが面白いですよ
両単の十八羅漢は何度観ても濃くて良いんですよ
腹から仏の顔が出てるのは一寸衝撃的ですが
この前国立で観た仏像展の僧侶の顔の中から
十一面観音が覗いてるのを思い出しました
思い出してばっかりですが、この二つはいろいろ考えさせてくれます
どうでもいいけど、ご本尊がビートたけしに似てるんだよなぁ…
再び回廊で大雄宝殿の裏に回ると放堂が見えてきました
手すりの装飾に大陸の匂い〜
回廊の上に鐘楼〜
ところで万福寺はその伽藍を龍に見立てて作られていて
そのために各建物に龍の鱗を表す装飾があるそうです
が、説明テープを聞き漏らしてどれのことだったのか結局わかりません
それっぽいものは見つけたんだけどな。アレでイイのかな??
さて、万福寺から出て次の目的地宝蔵院にやってきました
ここは鉄眼禅師が17年かけて蔵版した
一切経6599巻、約6万枚の版木が収められているのです
なんて数字で言うと「へー」って感じですが
中に入るともう凄過ぎて言葉も出てきません
重要文化財なのにいまだ現役だもんな
薄暗い部屋の中にうずたかく詰まれた版木の山に
ちょっとした感動すら沸きあがってきます
つくずく写真でお見せできないのが残念!!
さて、黄檗に別れを告げて次の目的地、宇治駅にやってきました
宇治といえばもちろん、平等院
平等院といえば鳳凰堂ですねっ!!
雄大かつ優雅
でも、光背や台座に天蓋は修復中でした。
修復が終わるのは今年の秋だそうですが
裏手の鳳翔館で修復の終わった光背と天蓋の一部を
展示していたのでまあいいや。
普通近くで見れない天蓋の彫刻を間近で見られたのはラッキーでした
雲中供養菩薩を国立の平等院展で観た時よりも
近くで観れたのも良かったですよ。修復万歳
さて、平等院でまたも長居をしてしまったので
慌てて宇治川をわたり次の目的地放生院へと向かいます
ここで地蔵菩薩立像と不動明王と釈迦如来坐像の拝観を申し込んで
しばしお堂の中をグルグルっと。
なんていうか、地蔵菩薩の袈裟がかなりきらびやかで
いわゆるお地蔵さん的なものを想像してると
「あれ??」とか思ってしまいますわ
地蔵菩薩だけでなく、釈迦如来坐像の髪の結い方や
不動明王立像のゆがんだお顔と
イロイロと楽しめる箇所が多いのですよ
ところで、ここもだけど自社仏閣めぐりしてると稀に
無防備なぐらい近くでみせてくれるとこあるんですが
正直、いいのかな?って思うことありませんか??
こちらは境内にある断碑。ここも中に入れさせてもらいました
放生院をでたらそのまま一番奥の興聖寺まで突き進みます
境内自由って事でしばらくうろうろした後
拝観を申し込もうかと思ったんですが…
ふと、ガイドを何気に観てみたら宇治上神社って4:30までしか公開してないじゃん
初日の一番の目的は平等院と宇治上神社なので見落とすわけには行かないのです
ちゅーわけで興聖院拝観は後回しにして
宇治上神社へ引き返すことにしました
こちらは宇治上神社の下にある宇治神社
狛犬を見るの忘れて他の忘れてたー(泣)
こっちは本殿ですね
宇治神社を抜けさらに進むと…
見えてきました
"日本で一番小さな世界遺産"宇治上神社!!
世界遺産登録の記念碑がなければほんとにこじんまりとした小さな神社です
ああ、写真失敗してる…
この辺でカメラのバッテリーがやばくなって
だましだましケチりながら撮影してたんですが…
…やっぱ新しいの買おうかなあ…
ちなみにこれは拝殿。普通の住居みたいな形ですね
そして本殿。
写真の建物は鎌倉時代に作られた覆屋で
本殿そのものはこの中に並んでいる三つの社殿なんですよ
日本最古の神社建築だそうですが
格子戸から覗くその姿はどの社殿もひっそりとした中にどうどうとして
との無い状態でもっと良く観たいとか思いますわ
先日、例の旅行掲示板を回っていたときに
宇治上神社が紹介されていまして
(あのページはどうにもディープな所を紹介したがる方が多くてとてもありがたい)
それで無茶苦茶興味を引かれたので
今回行程に組み込んだんですが
見て無かったら確実に見落としてたでしょうね
いや、ガイドブックにも載ってるけどさあ
ああいうトコに書き込む人はやっぱ紹介がうまいよ
こちらは本殿の隣の春日社
こういうのが三つあの中に入ってると思ってください
ただ、周りがコンクリで補強されちゃってるのが少々なえるんですよね
こちらは宇治七名水のひとつ桐原の水が今も沸き続けています
宇治上神社の前の道をそのまま進むと源氏物語ミュージアムとか
そんなものがあるって言うのでついでによって見ることにしました
…源氏物語読んだこと無いですけどね。
高校のとき国語とか古文とか無かったから
企画展示の折り紙と映画の人形劇は結構良かったんですが
それ以外はこれ系のミュージアムにありがちな
空間だけは無駄に贅沢に使ったアレっていうか…
いや、いんだけど
ここによってたおかげで興聖院の拝観時間に間に合わなくなってしまいましたよガッデム
最後に宇治橋から見えた中の島にもわたっておこうかと
県神社まわりで行って見ることにしました
県神社から平等院他宝塔跡をまわり
橋を渡って浮き島十三重の塔から朝霧橋へ
(写真が無いのは勘弁)
朝霧橋から見た宇治神社の鳥居
このあたりから風が無茶苦茶強くなってきました
風だけでなく雪までちらついてきました(泣)
さすがに熱が下がりきってないのできつくなってきましたが
首の裏にホッカイロを当ててもうひと分張り
いやあ、首の裏に当てると体があったまるわー
やっぱ風邪は首をあっためるのが一番ですね
おかげでギリギリお水取りに間に合いました
でも途中から二月堂前の売店でご飯を食べながらの鑑賞〜
その二
その三
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