北海道釧路函館日記2007(三)
pinkyなくちゃいやジャー!!…って人はこちら


そんなわけであっという間の最終日
今回はなんか観損ねた場所が多い気がしますが

まあ、そこはそれってことで。基本的には万事OK
この日も函館朝市で朝ごはんをいただきます

函館はもともとイカが有名だったそうで
以前ほどの水揚げがなくなった現在においても

「函館の魚はイカ。函館といえばイカ」

そんな話を聞かされたとあっちゃあ
イカを食わないわけには行きませんね

そんなわけでイカ刺し定食
僕はイカの刺身って堅くて口の中に残ってしまうから
あまり好きでないんですが、そんなイカのイメージが360度
ひっくり返ってしまうような食感にびっくり
これは、前日もイカを食えばよかったかもしれない…

レンタカーの時間までまだ一時間半ほどあったので
例によって函館山方面をブラブラと
最初丸二日借りようかと思ってたんですが
駐車場代が気になったし、なにより日別で借りたほうが
36時間連続で借りるより1000〜1500円ほど安い!

先ずは函館護国神社
普通の神社で落ち着くー
ところでココ、函館戦争の新政府軍戦没者だけでなく
日清日露、世界大戦戦没者も祭られているそうです
戦没者を祭る神社だと靖国がすごく特異な存在のように語られますが
実際戦没者等を祀る神社なんて珍しくもないんですよ

さて、続いて函館八幡へ向かう途中
函館公園によって博物館へ借りた傘を返却に…
といっても、朝7時だし月曜なので開いてるわけありません
入り口シャッターに傘をこっそりもどして(オイオイ)
そのまま立待岬へとやってきました

えーと、下北半島はどっちだったかな…

本当は函館八幡宮まで見てしまいたかったのですが
ちょーっと時間が微妙な感じになってきたので
帰る前にもう一回寄れることを期待し市電で駅前までとんぼ返り
そしてそのまま最初の目的地、トラピスチヌ修道院にやってきました

すごい手馴れた感じに駐車場に誘導され修道院の中へ
入ると聖テレシア像が出迎えてくれます

こちらは「修道院受付」と書いてあったので
中は事務所なのでしょうか??

「ここからはお静かにお願いします」
との看板がここが本来祈りの場であることを思い出させてくれます
奥の建物は近くまでは寄れますが中に入ることは出来ません

バッティングした観光客の一段に混じってガイドの説明を拝聴
静かな緊張感のあるこぎれいな空間
僕、幼稚園のころ教会がやってるとこに行ってたので
ある意味ノスタルジーだったりなかったり

っていうかですね。シスタースキーにはたまらな以下検閲

すいません。冗談です
シスタースキーなのは本当だけどさ

さて、穢れた魂が長居するものでもないので
後ろ髪を魅かれる思いで修道院を後にして
次の目的地、恵山にやってきました

近づくにつれ、この異様な雰囲気漂わせる山頂が
なんとも気持ちを掻きたててくれるというものです

火口へ向かいたいとはやる気持ちを抑えつつ
先ずはハイキングコースの展望台へ

多分下北半島(苦笑)
どうにも土地勘が無いと東西南北が頭の中で成立し無くてなあ
一応この展望台南側を向いてるはずだから
下北半島だと思うんだけど、あってるよね??

水平線の向こうに陸地が見えるというのはやっぱポイント高い
恵山と(通過しちゃった)白神岬にかもめ島めが
今回のお気に入りでしょうか??

展望台の風景を堪能したらそのまま下まで降りてきて
恵山町郷土資料館
カンパ箱ぐらい置いてあってもいいと思うんだ正直

ところで、恵山といえばつつじだそうで
丁度咲き始めるころだなあと楽しみにしていたんですが…

まだ蕾、惜しい!!

でも、日当たりのいいところはがんがんに咲いていました
よく考えたら花の季節に観光してるのって初めてじゃないかい?

たぶん、数日後ぐらいにきたら蕾の部分も全部咲いて
山腹一面つつじだらけってな感じになると思うんだけど
まあ半分ぐらい咲いてたからいいや

そんなわけでさらに車で上のほうまで登って火口原に到着
海側とはうってかわって空恐ろしい光景が広がっています

一言で表現すると「山は生きている」
どうでもいいけどカラスが多いなあ…

一応散策コースがあるんですが
雨で流され崩れて流れたり崩壊してたり

一人で歩いてると、「今地震起きたら確実に死ねる!!」って気になってきます
こちらの火口はかなり近くまで寄れるんですが
…そういやぁ、ここってあまり硫黄の匂いしないね?

火口を一回りして駐車場まで戻ってきたら
なんか妙にほっとすっきり

さて、
恵山を後にして一気に北上
次の目的地大船遺跡に到着です

かなり変わった形状の中空土偶は残念ながらレプリカ展示
以前までは本物が展示されていたのが
国宝指定されたのでレプリカに切り替えたそうで

っていうか、最近まで上野の国立博物館で展示されてたって…
しょ、ショッキング!!

発掘調査の結果実は結構な大集落らしいとのこと
今は数機残して全部埋め戻してしまったそうで
一面に広がる集落跡ってのも観てみたかったですね

どうでもいいけど、この竪穴住居…結構深いんですが…

さて、大船遺跡から今度は大沼公園へと向かいます
駒ケ岳を噴火湾側からぐるっと回りこんでいこうかと思ったのですが
そこまでの時間は無さそうなので普通に南側から大沼公園へと向かいます

どうでもいいけど走ってる最中に

「新しいルートが見つかりました。どうしますか?」

とかいらねえ表示を出してナビ止めんじゃねえよ!!

そんなわけで大沼公園に到着
丁度遊覧船が出たところだったので
先ずは遊歩道をブラブラ散策することにしました

沼の中に大小さまざまな小島が浮いている姿はなんとも幻想的。

どうでもいいけど、歩いている間中、「食キング」の松島ピザを思い出してしまいました

「コレは、ブロッコリーで島を表現してるのか!!」

一周して戻ってきたら遊覧船の臨時便が出るというので
せっかくだから乗船することに

船の中で聞いたた大沼の「悲しい伝説」

不運続きの松前の殿様が呪い師にそそのかされ
災厄を祓うためにアイヌの生娘数十人を生贄にしたところ
周辺のアイヌの恨みを買って、松前から大沼まで逃亡
愛馬を駒ケ岳へ逃がすとこの地にて自害して果てた

…えー?!…

頭をかしげてるうちに小沼まで回って無事着岸
ここまできたら蓴菜沼もみないと!!
ってなわけであらかじめ日暮山山頂に
蓴菜沼を見渡せる展望台があることを調べていたので
早速大沼から日暮山へGO!!

…って思ったのですが、このまま進んで大丈夫なのか心配になるような荒れ道に
怖気ついて途中で無理やり方向転換、
蓴菜沼脇の駐車場で我慢することにしました

(今調べたらあのまま行って大丈夫だったらしい。くそう)

さて、そろそろ日も傾いてきたので
今回の旅最大の目的地へと向かうことにしました
もう、今回はコレを見るために来たようなものなのですが、

それはともかく、大沼から函館に戻る途中
この辺の風景が相模湖から甲府へと向かう
途中の風景に良く似ていることに気付いて
密かに萎えてたのは秘密です

そんなことを考えてるうちに最終目的地、
四稜郭に到着です

函館五稜郭からややいった丘の上にある
かなり小さい土塁で、実際函館戦争に使われたものの
数日で放棄されてしまったそうで、まあ、あまり役には立たなかったみたいですね

復元された土塁があるだけなんですが
これは絶対に見逃せない衝動に駆られて、
ぜひ一度見ておきたいと思ったのです
ちなみに、前日に行った戸切陣屋跡は
四稜郭の詳しい場所を調べてるうちに見つけたのでした

おっさんと比較すると五稜郭や陣屋と比べてかなり低いことがわかります

でも小さい分、形がわかりやすいです

一応回りに壕があるんですが
まあ、本気で役に立ちそうにないなあ…とか

今回、どこに行っても花が咲いてるのが妙にうれしくって
そこかしこで花をとりまくっています(笑)

四稜郭から函館方面の眺め
目論見どうり時間がギリギリ余ったので
朝行きそびれた函館八幡宮へ向かうことにしました

本当は前日行くのを忘れていたトラピスト修道院に行きたかったのですが
(どうせ中は入れないけど、外見だけでもね)
さすがに行って帰ってくる時間は無いので…
トラピスチヌが結構ツボってただけにかなり未練たらたらです

そんなわけで函館八幡に到着
函館山周辺の神社は結構好みの空間が多いのでイイですね

朝見たときは結構離れてる気がしてたけど
意外と近かったので、朝来てもよかったかもしれない

八幡宮を出たら丁度いい時間
谷地頭温泉でまた一風呂あびて空港に向かいました

それはそれとして、四稜郭から函館山へ向かう途中
なんか一本奥に入った住宅街で火事があったらしく
煙で前は見えないわ後ろから消防車が二台やってくるは
前から救急車とパトカーがやってきてその後消防車が3台きたとおもったら
さらに三台追加されてきたわ
火事と思しき家屋が煙吹き上げながら豪快に燃えてたとか
その辺のオバちゃんが交通整理してるわ

なんか今回、最初っから最後までトラブル続き
まあ、そのトラブルが自分に降りかからなくて何よりでしたよ

次は奥尻観光も視野に入れて再訪したいものです

そんなわけで今回の自分土産ー

左右の包みは松前漬けとソーラン漬け
中央下はイギリス領事館のスコーン
うえは松前焼きそば。実はカップ焼きソバ食べるのはじめてなんですが
正直お湯を引いたフライパンで煮ながら
炒めていったほうが美味しくできるんじゃないかな?

帰ってきたら横浜駅前で北海道物産展がやってて
お土産ブッキングしてないか思わずチェックしてしまいました(笑)


その一
その二




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