というわけで今年もGWの季節がやってきたよ。

大河ドラマもやってるし鎌倉でぶらぶらしようかとか思ってたのに

突如思いつきで広島に行くことになったよ。


「…広島空港ってこんな畑の中だったっけ??」

「広島?…、ここはシネマ県・出雲空港じゃぁ!!」



そんなこんなでスゥはさっちんの気まぐれで

いきなり出雲に連れてこられてしまったのでしたとさ



電波とか言うな!!



ピンキーストーリー


〜・おでかけ おでかけ・〜

2005GW出雲広島日記2005(一) 

・2005/04/30・

ノーマル版はこちら


「ほらほらぁ〜元気を出してぇ」

さっちんの根拠の無い励ましにイラツキつつもとりあえず現地到着

一畑電鉄大社前駅のコインロッカーに荷物を預けて参道へと向かいます


「ったく…出雲行くならいくでいろいろ下調べとかやることあったのに…」


ふてくされるのも解りますが、あんまりボーっとしてるとおいていかれちゃいますよ?



「土俵かな。シコふんでやれ」

あほなことを行ってるさっちんを引きずりながら参道をガシガシ進みます



「ほらっ参道の中央は歩かない!!」

「なに?一休さんでも気取ってるの?」


「参道は神様の通り道だから、鳥居の下では中央通っちゃだめなんだよ」


「うわっ何マニアくさい事言って、ちょぉキモいんですけどぉー」


ブッコロス!!



出雲大社は場所柄「日本神話マニア」やら「古代史マニア」が

うじゃうじゃしていて、そこかしこで薀蓄を垂れ流しています。

彼氏が垂れ流す薀蓄を彼女が適当に受け流す"だれたカップル"達をすり抜けて

いよいよ大社境内に到着です。



あまりの雄大さにちょっと感動。

基本的にこういうの嫌いじゃないし、見ているうちに

いきなりつれてこられたムカツキもどこへやら。

吸い込まれるように拝殿に参拝し八足門へとむかいます



八足門から本殿を覗き込みつつここでもお参り

門の右の回廊には大国主の寝所があり神聖な場所となっています。

「スゥ、スゥってば見てよ!すっげーでけぇはしら柱はしらっ!!」

「あーはいはいっと」

さっちんを適当にあしらいながら塀沿いに本殿の周りを回ります。

「あーもうっお尻も美しいったりゃありゃしないったらもう…」

なんかの気に中てられたのか言ってることがおかしくなってきています



「??…何、こんなところにも賽銭箱置いて、ちょぉー訳わかんないんですけど」

「っ馬鹿…ここが御神体の正面なんだよ」

御神体は横向きに祭られているそうです。理由は忘れた



正面に戻ってくると庁舎の横で神楽が行われている最中です

「さっきから聞こえていたのってこれだったんだね。いいわぁ〜」



「…ねぇ」

「はにゅうん?」

「さっきから凄く気になってるんだけどさぁ」

「うん?」


「何でさっきから"二礼二拍手一拝"なわけぇ?バスの運ちゃんが"二礼四拍手一拝"って言ってたジャン」


やっちゃったっ!!


出雲大社の作法を間違えたのでもう一度回りなおしたいと泣きじゃくる

スゥを無視していきなり旧JR大社駅までやって来ました



「上の宮寄りたかったのにー」

「しょうがないでしょ。午後一で松江まで行かないとチェックインに間にあわないんだからぁ」

「…はぁ?」

「だからぁ、夕方までに広島に入んないといけないんだから」


「はあ??」


なんか自分の知らないところで素晴らしく無理のある計画が

実行されていることに今更ながら気づいてしまったスゥは

夕方あたりヒーヒー言っているであろう自分の姿を想像せずにはいられなかったんだけど

そんなこと事の元凶である所のさっちんには何の興味もない話だから性質が悪い。


「ねえ、まさか今日中に小泉八雲関連の史跡も全部回るつもりじゃあ…」

「はぁ?こいずみやくもとかチョーわけわかんないんですけどぉ?

んなことよりデゴイチだデゴイチかっこいいねデゴイチ」



なんか最悪の展開は避けられたような避けられていないような

そんなわけで出雲大社前駅まで戻ってきました

地味だけどきれいなステンドグラスですね。



旧JR駅に展示されていたD51とローカル線でちょっとご機嫌

ここだけの話スゥは一寸鉄ッ気があるのです。



そんなわけで40分ぐらいで松江しんじ温泉駅に到着

「…あのさ、さっちん」

「あにさ」

「ここまでアンタの我侭に付き合ったんだから、1個ぐらい我侭言ってもいいよね?」


「はぁっ?私我侭なんかいったことないんですけど?」


殴りたい気持ちを抑えてスゥは月照寺に向かいます

でも、到着したら鐘楼はなんか工事中で一寸がっかり



「なんかお墓?!お墓ばっかりなんだねぇ」

「ここは門が良いんだぞ門が〜フフフ」



「えーと…七代目のところにある葡萄の透彫が良いって話なんだけど…七代目ってどこ?」



「あっちかな?こっちかな」

思いのほか広いので一寸迷いつつも無事七代目を発見!!

でも、そのせいで思った以上に時間を使ってしまいました。


「そろそろ"次"行かないと特急に間に合わなくなるよ」



次って何じゃ次って!!

と思ったけどどうせ通り道なので急いで松江城に到着です



見学もそこそこに急いで松江城を後にして松江駅へと向かいます

なんでバス停の場所と時刻表を調べていないんだ!!

そう文句の一つもいいたいところでしたが、とてもそんな余裕はありません。

何とか松江発出雲22号に間に合った二人ですが、

もう指一本も動かす気も無いスゥは心に固く誓うのでした。


「もう絶対こいつの計画には乗るものか!!」


松江から岡山まで数時間。ひと時の休息を以下略



岡山スルーで広島編へGO!!



二日目へ…




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